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井上靖の「風林火山」を読んだ感想とあらすじ(映画の原作)

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覚書/感想/コメント

武田家の武将かつ軍師の山本勘助が主人公です。

そもそも山本勘助が実在の人物かどうか異論のあるところではありますが…。

物語は、山本勘助が武田家に仕え、勘助が死んだ武田信玄(武田晴信)と上杉謙信(長尾景虎)との幾度と行われた戦の中で最大の川中島の決戦までを描いています。

物語では武田晴信以上に重要な人物として由布姫が描かれています。

由布姫は諏訪頼茂の娘であり、武田四郎勝頼の母となる人物です。

山本勘助は主君・武田晴信同様に、この由布姫に自分の人生を捧げる決意をします。

この山本勘助の由布姫に対する忠誠心というのは並々ならないものがあります。

ですから、由布姫が死んだ時の山本勘助の動揺の仕方、そして、それ以後の山本勘助の心理の微妙な変化を読み捉えると面白く読めるはずです。

小説の紹介

山本勘助 を主人公にした小説です。

  1. 南原幹雄「謀将-山本勘助」

内容/あらすじ/ネタバレ

山本勘助は今川家の居候になって九年が経つ。その声望とは裏原に仕官に至っていない。

その山本勘助は一計を案じ、甲斐の武田家家臣・板垣信方の知遇を得る。そして、武田家への仕官が決まった。山本勘助の願いは一つ。自分の持つ軍略の知識を最大限に生かしたいということである。まだ、彼には戦の経験がない。

山本勘助が武田家に仕官して、主君・武田晴信は諏訪の豪族諏訪頼茂を撃つための大軍を率いて出陣した。だが、この戦は交渉によって武田家有利の状態で終了した。交渉の使者にあたったのは山本勘助であった。

諏訪氏との平和の期間は短かった。結局、諏訪頼茂を斬り、武田晴信は諏訪平定に動く。この折りに、諏訪頼茂の娘と山本勘助が出会う。この姫は由布姫という。山本勘助は、この由布姫と武田晴信の間に男子が産まれないかと考える。そうすれば、不安定な諏訪の支配が上手くゆく。

山本勘助の説得により、由布姫は武田晴信の側室になる。

諏訪平定後の武田晴信の次の敵は村上義清である。村上義清との戦いは壮絶を極めた。だが、何とか勝利を収めることが出来、村上義清の勢力を一掃することが出来た。

この間に由布姫は子を産んだ。武田四郎勝頼である。

村上義清は越後の長尾景虎に助けを求めた。長尾景虎は、この求めに応じて武田晴信と対峙する。宿敵との戦いが始まる。

本書について

井上靖
風林火山
新潮文庫 約二七五頁
戦国時代

目次

風林火山

登場人物

山本勘助
武田晴信
板垣信方
高坂昌信
三條氏…武田晴信の正妻
由布姫…諏訪頼茂の娘
於琴姫…油川刑部守の娘

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