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宇江佐真理

宇江佐真理の紹介と作品・著書

略歴

(1949-2015)
宇江佐真理。作家。本名、伊藤香。函館市生まれ。函館大谷女子短期大学卒業。
OLの後、主婦。
1991年「国直・別れ雲」 で第71回オール讀物新人賞候補
1995年「幻の声」でオール讀物新人賞。
1997年「幻の声」で第117回直木三十五賞候補
1998年「室の梅」で第20回吉川英治文学新人賞候補
1998年「桜花を見た」で第119回直木三十五賞候補
1999年「深川恋物語」で第21回吉川英治文学新人賞受賞
1999年「紫紺のつばめ」で第121回直木三十五賞候補
2000年「雷桜」で第123回直木三十五賞候補
2001年「余寒の雪」で第7回中山義秀文学賞受賞
2002年「あやめ横丁の人々」で第16回山本周五郎賞候補
2002年「斬られ権佐」で第127回直木三十五賞候補
2003年「神田堀八つ下がり」で第129回直木三十五賞候補

映画化された作品

2010年「雷桜」
映画「雷桜」の紹介
原作「雷桜」の紹介

紹介している小説

髪結い伊三次捕物余話シリーズ

    1. 幻の声
    2. 紫紺のつばめ
    3. さらば深川
    4. さんだらぼっち
    5. 黒く塗れ
    6. 君を乗せる舟
    7. 雨を見たか
    8. 我、言挙げす
    9. 今日を刻む時計
    10. 心に吹く風
    11. 明日のことは知らず
    12. 名もなき日々を
    13. 昨日のまこと、今日のうそ
    14. 月は誰のもの

泣きの銀次

    1. 泣きの銀次
    2. 晩鐘 続・泣きの銀次
    3. 虚ろ舟 泣きの銀次 参之章

古手屋喜十為事覚えシリーズ

    1. 古手屋喜十為事覚え
    2. 雪まろげ

シリーズ外

    1. 銀の雨 堪忍旦那為後勘八郎
    2. 室の梅 おろく医者覚え帖
    3. 深川恋物語
    4. おちゃっぴい 江戸前浮世気質
    5. 雷桜
    6. 余寒の雪
    7. 春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る
    8. おぅねぇすてぃ 明治浪漫
    9. 甘露梅 お針子おとせ吉原春秋
    10. 斬られ権佐
    11. 涙堂 琴女癸酉日記
    12. 神田堀八つ下がり 河岸の夕映え
    13. 深尾くれない
    14. あやめ横丁の人々
    15. 玄冶店の女
    16. 桜花(さくら)を見た
    17. 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし
    18. 憂き世店 松前藩士物語
    19. ひょうたん
    20. たば風 蝦夷拾遺
    21. 無事、これ名馬
    22. アラミスと呼ばれた女
    23. 三日月が円くなるまで 小十郎始末記
    24. 聞き屋与平 江戸夜咄草
    25. ひとつ灯せ 大江戸怪奇譚
    26. 恋いちもんめ
    27. 十日えびす 花嵐浮世困話
    28. 夕映え
    29. 深川にゃんにゃん横丁
    30. 彼岸花
    31. おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語
    32. 富子すきすき
    33. 寂しい写楽
    34. なでしこ御用帖
    35. ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖
    36. 通りゃんせ
    37. 酒田さ行ぐさげ 日本橋人情横丁
    38. 夜鳴きめし屋
    39. 糸車
    40. 高砂 なくて七癖あって四十八癖
    41. 日本橋本石町やさぐれ長屋
    42. 口入れ屋おふく 昨日みた夢

紹介している作品

作家あ行

宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第7巻 雨を見たか」を読んだ感想とあらすじ

シリーズ第七弾。前作からの本所無頼派と八丁堀純情派の対決が続いている。じわじわと追いつめられていく本所無頼派だが、もうしばらく付き合うことになりそうだ。
作家あ行

宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第6巻 君を乗せる舟」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第六弾。本書の一番の楽しみは子供達の成長であろう。大人達はどこかに追いやられている感じである。しばらくはこうした状況が続くのかもしれない。それはそれで楽しみである。 まず、不破友之進の息子・龍之介が元服して不破...
作家あ行

宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第5巻 黒く塗れ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ五作目。 前作でお佐和のために足を洗うと決めた直次郎。足を洗うには、掏摸が出来ないように、利き手の指を切るというのがこの世界の鉄則。 だが、直次郎が足を洗ったといっても、お佐和に近づけたくない伊三次は直次郎に嘘...
作家あ行

宇江佐真理の「あやめ横丁の人々」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント いわくつきの「あやめ横丁」。そんな横丁に逃げ込んできた旗本三千石の三男、紀藤慎之介もある事情を抱えていた。 この「あやめ横丁」のあやめは、花のあやめではない。それが何なのかは本書に書かれているが、何となく想像はつくだろ...
作家あ行

宇江佐真理の「深尾くれない」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「雖井蛙流平法」を興した深尾角馬を描いた小説。後妻のかの、娘のふきの二人の女性の視点から描かれている。 「雖井蛙流平法」の名は知っていた。きっとカエルのようながに股で構えるか、カエルのように飛んだりするからそう名づけら...
作家あ行

宇江佐真理の「おちゃっぴい-江戸前浮世気質」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 短編集。「町入能」と「概ね、よい女房」が同じ裏店を舞台にしており、「れていても」と「あんちゃん」が続き物のような感じである。 個性的なのが、「れていても」と「あんちゃん」の菊次郎。 「あん、ご隠居まで...」 だとか、...
作家あ行

宇江佐真理の「泣きの銀次」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 岡っ引きなのに、死体を見ると大泣きしてしまう銀次。そこから名付けられたありがたくない渾名が「泣きの銀次」。なぜ銀次は泣くのか。 「...。死人の顔を見ていると、そいつが生きて、息をしていた時の、しかも笑った顔がぽっと浮...
作家あ行

宇江佐真理の「銀の雨-堪忍旦那-為後勘八郎」を読んだ感想とあらすじ

為後勘八郎と若い岡部主馬を軸に物語が進んでいく。岡部主馬の若さは、一種の青臭さといってもいい。観念的なことにとらわれ、不正や恥は許せないという潔癖なところなどにそれが現れている。だから、正論を吐いてしまう。
作家あ行

宇江佐真理の「八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし 卵のふわふわ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 料理本だと思っていた。 違った。離婚の危機を迎えている若夫婦を巡る連作短編集であった。 登場人物の中で異彩を放っているのが、舅の椙田忠右衛門。伝説の同心。 湯島の学問所で行われる学問吟味をあっさりと合格。だが、剣術はか...
作家あ行

宇江佐真理の「甘露梅-お針子おとせ吉原春秋」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 新吉原の一年を舞台にした連作短編集。 おとせというお針子の目を通して新吉原の華麗な世界と、同時に真逆の厳しい世界を見ることになる。これに、季節の催し物をうまく小説の中に取り入れて、華やかな新吉原の世界を彩っている。 正...
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宇江佐真理「斬られ権佐」の感想とあらすじは?

連作短編集。 題名からすると、派手な殺陣のあるチャンバラものか、もしくは凄みのある岡っ引きか下っぴきが大活躍する捕物帖かと思ってしまいます。 もちろん、捕物帖といえば捕物帖だし、活躍しないかといわれれば活躍する方であります。 ですが、ヒーロ...
作家あ行

宇江佐真理の「雷桜」を読んだ感想とあらすじ(映画の原作)

江戸という都会から少しだけ離れた山里。その山里にある不思議な山という特殊な空間が、現実を忘れさせてくれる舞台となっている。そして、そこで出会うお遊と斉道というのは、まるでシンデレラ・ストーリー。
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宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第4巻 さんだらぼっち」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

覚書/感想/コメント シリーズ四作目。 「さんだらぼっち」とは米俵の両端に当てる藁の蓋のこと。桟俵法師が訛ったもの。 この表題の「さんだらぼっち」は、不幸な話の多いこの作品の中で一番やりきれない作品である。 伊三次の女房になったお文だが、ま...
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宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第3巻 さらば深川」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

覚書/感想/コメント シリーズ三作目。 ちょっとした表現の中にも深川の日常の生活が浮かんでくる。それは、季節の移り変わりを教えてくれる表現だったり、情景描写だったりする。相変わらず見事だ。 本作品で新たに登場する人物がいる。それぞれがとても...
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宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第2巻 紫紺のつばめ」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

覚書/感想/コメント 伊三次には最初から災難続きである。 「紫紺のつばめ」でお文と別れてしまい、「ひで」では幼馴染が...。「菜の花の戦ぐ岸辺」では伊三次をかばいきれなかった不破友之進に愛想を尽かす形で別れる。 だが、そうはいっても、お文へ...
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宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第1巻 幻の声」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

捕物余話。この「余話」がミソである。単なる捕物帖ではなく、人情話なども織り交ぜながら話が紡がれていく。最初の三話は登場人物のも兼ね、三人の主人公といってよい構成になっている。
作家あ行

宇江佐真理の「余寒の雪」を読んだ感想とあらすじ

「余寒の雪」は女剣士・知佐を描いている。女剣士といえば、池波正太郎の「剣客商売」に登場する佐々木(秋山)三冬が思い浮かばれる。
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