作家や・ら・わ行 山田風太郎「江戸忍法帖」の感想とあらすじは? 今回の山田風太郎の忍法帖は、いわゆる柳沢騒動を題材としています。 登場する忍者は甲賀忍者です。 天正十年の本能寺の変の折、徳川家康の三大危機のひとつ「神君伊賀越え」で伊賀忍者と甲賀忍者が護衛して難を逃れたという話があります。 本書では、... 2023.08.03 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」(第11集)の感想とあらすじは? 今回の舞台は文明10年(1478年)〜文明11年(1479年)です。舞台は京都に移ります。京都では応仁元年(1467年)から文明9年(1477年)まで約11年間にわたって続いた応仁・文明の乱が終結して一時の平穏が訪れています。しかし、新九郎が関わっている今川家の家督争いは依然として進展が見られません。 2022.11.12 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」(第10集)の感想とあらすじは? 今回の舞台は文明8年(1476年)〜文明9年(1477年)です。関東と京都で、そして駿河で新たな局面が展開された年となりました。 今川家の家督争いは龍王丸側の大幅な譲歩でひとまず落ち着きますが、火種はくすぶったままです。 関東では享徳3年(... 2022.06.12 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 山本みなみ「史伝 北条義時」の感想と要約は? 北条義時は源実朝の暗殺事件の黒幕と考えられたり、権力を簒奪した人物として考えられたり、上皇を配流するなど、ダークな人物として捉えられることが多かったですが、本書では一貫して北条義時を幕府の保護者として捉え、向けられる眼差しは温かいものです。 2022.04.03 作家や・ら・わ行日本史
作家や・ら・わ行 ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」(第9集)の感想とあらすじは? 今川家の当主・今川義忠が戦死してしまい、今川家中は大混乱に陥ります。 ただでさえ跡目争いの懸念があるのに、義忠があろうことか味方を討伐してしまったことから、京の幕府からも目をつけられてしまいます。 やがて、今川家存続のために、今川家中は二分... 2022.02.12 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」(第8集)の感想とあらすじは? 舞台となる文明五年~六年は、中央(京都)と関東で世代交代が中心となった年でした。作品においても多くの紙面を世代交代の描写に使っております。 そして、本書の最終話から、次集から東国が舞台になることが分かりますので、多くの紙面を東国の状況説明に... 2021.11.24 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」(第7集)の感想とあらすじは? 新九郎にとって怒涛の文明三年が終わろうとしています。 舞台となる時代については「テーマ:室町時代(下剋上の社会)」にまとめています。 室町時代の年表 応仁の乱 編 新九郎 奔る! 第1集 新九郎 奔る! 第2集 新九郎 奔る! 第3集 領地... 2021.11.22 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」(第6集)の感想とあらすじは? 伊勢宗瑞は備中伊勢氏出身とされますが、それを裏付ける史料とされるのが「平盛時禁制」です。本書でその 「平盛時禁制」 が出てきます。 平盛時禁制禁制長谷法泉寺一 甲乙人等乱入狼藉事一 山中傍尒之内竹木切事一 於寺邊致殺生事右条々令堅禁制事若於... 2021.11.13 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」(第5集)の感想とあらすじは? 引き続き舞台となるのは文明三(1471)年で、伊勢新九郎は16歳になったところです。 本書で伊勢家宗家と備中伊勢家の世代交代が起きます。 この時の備中伊勢家への処遇が大変重要な伏線となります。 舞台となる時代については「テーマ:室町時代(下... 2021.11.12 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」(第4集)の感想とあらすじは? 舞台となる時代については「テーマ:室町時代(下剋上の社会)」にまとめています。 室町時代の年表 応仁の乱 編 新九郎 奔る! 第1集 新九郎 奔る! 第2集 新九郎 奔る! 第3集 領地経営 編 新九郎 奔る! 第4集 新九郎 奔る! 第5... 2021.11.06 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」(第3集)の感想とあらすじは? 第3集の最初の逸話には、ある研究によると興味深い説があるようです。この説を採っていたら、話の流れが変わっていたと思われます。 作者のゆうきまさみ氏も次のように述べています。 ある人の研究によると、伊勢駿河守家の所領が近江国田上杣荘だったとあ... 2021.10.30 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」(第2集)の感想とあらすじは? 本書で新たに登場する人物の中で最も重要なのは、今川治部少輔義忠です。 駿河今川家第8代当主で、正室は北川殿として知られる伊勢盛定の娘です。「新九郎、奔る!」での伊都です。 その息子が幼名・龍王丸、後の今川氏親です。今川義元の父になります。 ... 2021.10.30 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」(第1集)の感想とあらすじは? 一般的に北条早雲として知られる伊勢宗瑞(伊勢新九郎盛時)を主人公とした歴史マンガです。 後北条氏ファンのみならず、応仁の乱から戦国時代初期にかけての時代が好きな方にはたまらないマンガだと思います。 伊勢宗瑞に関する近年の研究成果のみならず、... 2021.10.24 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 山本博文「歴史をつかむ技法」の感想と要約は? 山本博文氏は日本近世史、江戸時代を専門としている歴史学者です。 中学もしくは高校で、本書のように、歴史全体を俯瞰し、何を押さえ、何を捉えるべきかを教えてから時代別の詳細を教えたほうが良いように思いました。 これは何も歴史学などの人文系科目だ... 2021.07.09 作家や・ら・わ行日本史
作家は行 廣澤隆之監修、ロム・インターナショナル編「日本の古寺101選 宗派別に特長と楽しみ方がわかる!」の要約は? 豊富な写真と図が魅力の1冊です 代表的な13宗派を解説しつつ、全国各地の古寺をピックアップしています。 いざお寺を訪れても、何を見ればいいのかよくわからないという人が少なくない。雰囲気だけ感じられればいいのかもしれないが、それではあまりに惜... 2021.01.04 作家は行作家や・ら・わ行
作家あ行 大塚英志監修、山本忠宏編「まんが訳 酒呑童子絵巻」の要約と感想は? 絵巻を現在のまんがの手法を使って、作り直したもの。従来の絵巻の紹介手法と異なり、見やすいし、読みやすい。 紹介されているのは3つの絵巻。「酒呑童子絵巻」「道成寺縁起」「土蜘蛛草子」。「酒呑童子絵巻」「土蜘蛛草子」は「鬼」に関する絵巻である。... 2020.08.02 作家あ行作家や・ら・わ行日本史
作家や・ら・わ行 安丸良夫「神々の明治維新―神仏分離と廃仏毀釈―」の要約と感想は? 廃仏毀釈は1,000年以上の年月を経て日常にしみついた宗教観を、ごく一部の者がズタズタに引き裂いた。それゆえに混乱と恐怖を巻き起こしたのは当然だった。 廃仏毀釈を、仏教が伝来する前の古代への復古主義としての反動とみることもできるかもしれない... 2019.10.01 作家や・ら・わ行日本史
作家や・ら・わ行 米澤貴紀「神社の解剖図鑑」の感想は? 著者は日本建築史、建築技術史が専門。建築が専門だけに、神社の建物の解説が優れている。イラスト入りという点も、とても見やすくていい。有名な神社を例にして解説を加えている点もいい。 2016.06.11 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 山田風太郎の「柳生忍法帖」を読んだ感想とあらすじ 十兵衛三部作の第1弾。本作品と「魔界転生」「柳生十兵衛死す」で「十兵衛三部作」と言われます。忍法帖という割には、忍者が出てこないのも本書の不思議なところです。 2014.09.22 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 山本博文監修の「あなたの知らない栃木県の歴史」を読んだ感想 栃木県の歴史について、全70項目を数名の執筆陣が書き寄せた一冊。監修は山本博文氏だが、項目ごとの文章のレベル感がまちまちで、全体の統一感に欠けている。 2013.08.28 作家や・ら・わ行日本史