国道15号(第一京浜)沿いにあります。
京急線の大森海岸駅から歩いて行くのがオススメです。
JRの大森駅からでも歩けますが、それなりの距離になります。
足に自信のない人は、バスで近くまで行くのが良いです。
磐井神社の歴史
磐井神社(いわいじんじゃ)は、東京都大田区大森北にある八幡宮。社格は旧郷社。「武蔵国八幡総社」とされます。
神社の創建年代等については不詳。敏達天皇の代に創建されたと伝えられています。
「日本三代実録」によれば貞観元年(859年)に「武蔵国従五位磐井神社官社に列す」とあり、武蔵国の八幡宮の総社(総社八幡宮)に定めたといわれています。
平安時代後期編纂の「延喜式」にも記載されています。
江戸時代には、将軍家の帰依を得、「鈴ヶ森八幡(宮)」とも称されました。
「江戸名所図会」には鈴森八幡宮という名で記録されています。
鈴ヶ森という地名はこの神社に社宝として伝わる「鈴石」によるものとされます。
2つの石が社宝として伝えられており、神功皇后ゆかりの「鈴石」は、打つと鈴のような音がしました。
もう1つの社宝は「烏石」。江戸時代の書家 松下烏石(まつしたうせき)が寄進した鳥の模様のある自然石です。
石は非公開。境内には烏石を記した烏石碑(1741)をはじめ、江戸時代の文化人達の筆塚や書学碑があります。
式内社と呼ばれる古い格式をもつ神社です。『三代実録』によれば貞観元年(859)「武蔵国従五位磐井神社官社に列す」とあり、この神社を武蔵国の八幡社の総社に定めたといわれ、また平安時代(十世紀)に編纂された『延喜式』の神名帳に記載されています。 別名、鈴森八幡宮とも呼ばれ、当社の由緒書によれば、江戸時代には、徳川家の将軍も参詣したことが記されています。 万葉集の「草陰の荒蘭の崎の笠島を見つつか君が山路越ゆらむ」の歌にある笠島とは、万葉の時代の神社周成の地名であり、笠島弁財天にその名ごりを見ることが出来ます。 また、当社の境内に佇む一対の狛犬には、都内でも珍しく子獅子が合計で6匹もおり、子宝の早朝として親しまれています。
https://iwaijinja.tokyo/yuisyo.html
御祭神 | 応神天皇・仲哀天皇・神功皇后・姫大神・大己貴命
社格等 | 延喜式内社(小社)・郷社
例大祭 | 8月第1金・土・日曜
磐井神社の見どころ
鳥居
明神鳥居。
鳥居と社号標
手水舎
拝殿
拝殿と狛犬
子獅子が合計で6匹いるそうです。
拝殿と本殿
神楽殿
御神木など
石碑
摂社・末社
海豊稲荷神社
磐井の井戸
社名の由来と「磐井の井戸」は鳥居を出たすぐそば、国道15号沿いにあります。
東海道往来の旅人に利用されていました。
「この水を飲む時は、心正しければ清水。邪心があれば塩水になる」と言い伝えがあります。
霊水・薬水とも呼ばれていました。
もともと境内にありましたが、国道15号(第一京浜)の建設により神社前の歩道上に残されています。
「東海七福神」のうちの弁財天
社殿の左、池の中に弁天島があります。
「東海七福神」のうちの弁財天(笠島弁天社)が祀られています。
磐井神社の概要
公式ページ
住所と地図
所在地: 〒143-0016 東京都大田区大森北2丁目20−8
電話: 03-3761-2931