六本木ヒルズの毛利庭園は、毛利甲斐守邸跡(もうりかいのかみていあと)です。
六本木駅より南へ徒歩5分のところにあります。
長門長府藩主(長州藩毛利氏の分家)・毛利綱元の麻布上屋敷の跡地です。
現在は六本木ヒルズ内の毛利庭園(もうりていえん)となっています。
跡地である旨を示す標柱はひょうたん池の傍にあります。
面積4300平方メートルです。本格的な回遊式日本庭園を散策できます。
毛利甲斐守邸跡として東京都旧跡に指定されています。
訪れた場所
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毛利庭園の歴史
- 慶安3年(1650年):長府藩の初代藩主毛利秀元の上屋敷。
- 元禄15年(1702年):吉良義央邸に討ち入った赤穂浪士の岡嶋八十右衛門ら10人がお預けになった。藩主は毛利綱元
- 元禄16年(1703年):赤穂浪士は2月4日に切腹した。
- 享保3年(1718年):第5代藩主・毛利元矩が亡くなったために、長府藩は断絶危機を迎えるが、毛利匡広による長府藩名跡相続により再興。
- 嘉永2年(1849年):乃木希典が藩邸の侍屋敷で生まれる。
- 明治20年(1887年):増島六一郎が取得して自邸とし、庭園を芳暉園(ほうきえん)と名付ける。
- 大正8年(1919年):乃木大将誕生地として、旧跡(現東京都旧跡)に指定される。
- 昭和18年(1943年):毛利甲斐守邸跡として、旧跡に指定される。
- 昭和27年(1952年):ニッカウヰスキーが買収、同社東京工場となる。
- 昭和52年(1977年):テレビ朝日が東映から譲り受けて同社の敷地となる。
- 平成15年(2003年):六本木ヒルズがオープン、同ビルの日本庭園が毛利庭園と名付けられる。
長府藩歴代藩主
- 毛利秀元:穂井田元清(毛利元就の四男)の子
- 毛利光広:毛利秀元(初代)の二男
- 毛利綱元:毛利光広(2代)の長男(綱元の長男は長州藩5代藩主毛利吉元となる)
- 毛利元朝:長州藩5代藩主毛利吉元(3代毛利綱元の長男)の長男(=毛利綱元の孫)
- 毛利元矩:毛利綱元(3代)の四男
- 毛利匡広:長門清末藩2代藩主の毛利元平が継いで改名
- 毛利師就:毛利匡広(6代)の五男
- 毛利匡敬:毛利匡広(6代)の十男(のちに長州藩を継いで7代藩主毛利重就となる)
- 毛利匡満:長州藩主毛利重就の長男
- 毛利匡芳:長州藩主毛利重就の五男
- 毛利元義:毛利匡芳(10代)の長男
- 毛利元運:毛利元義(11代)の三男
- 毛利元周:毛利元義(11代)の長男・元寛の三男
- 毛利元敏:毛利元運(12代)の六男
見どころ
桜の名所
7分咲きでした。
桜の時期にライトアップされるので、花見の名所として近年有名です。
夜桜
桜の時期のライトアップです。ちょうど満開でした♪
地図
〒106-6108 東京都港区六本木6丁目10−1