八坂神社を参拝した後、せっかくなので祇園の瀟洒な雰囲気を味わいにやってきました。
通った道が悪かったのか、途中の道は、風情がなく、いただけません。
白川一帯から外れると、いまひとつな雰囲気のエリアになるのが残念でした。
街並みは、祇園新橋として伝統的建造物群保存地区に指定されています。
このエリア一帯を全体的に再開発できれば、さらに観光客を呼び込めるエリアになると思います。
祇園白川の歴史
一帯はもともと八坂神社の門前町として平安中期頃から発展しました。
鴨川東岸の大和大路沿いに八坂神社の参拝客や芝居客相手の茶屋町が作られ、「祇園外六町」と称されました。
江戸時代の1732年に、幕府より正式な茶屋営業の許可が下り、新たに元吉町、橋本町、林下町、末吉町、清本町、富永町の「祇園内六町」が開発されました。
江戸時代末期から明治時代初期にかけて最盛期を迎え、江戸末期には500軒の茶屋が祇園にひしめいたそうです。
巽橋近辺の祇園白川の見どころ
東山から祇園界隈を流れる白川。白川は、東山から鴨川に合流する川。
白川には、テレビドラマで有名な一本橋や巽橋があり、風情のある街並みで人気スポットとなっています。
今回訪ねたのは、祇園界隈の辰巳大明神と巽橋(たつみばし)付近です。
夏の時期のため、日差しが強いが、春先の桜や夜桜と朱色の柵の愛称はよさそうです。
巽橋からの風景。
辰巳大明神
京都御所より辰巳の方向(南東)にあることからそう呼ばれていました。
かつては巽橋畔にあり、その後は新橋の上と所を変えました。
今では白川南通と新橋通の分岐点に当たる地にあります。
今では祇園の芸舞妓さんから信仰を集める伎芸上達にご利益のある小社です。
辰巳神社の御祭神は狸で、すぐ横の巽橋に住んでいた狸が、橋を渡る人を化かしては白川の中を歩かせていたといわれます。
困った祇園の人々が、狸を祀る祠を建てたところいたずらが収まりました。
辰巳大明神の概略
別名 | 辰巳稲荷、祇園辰巳神社 |
正式名 | 辰巳大明 |
御祭神 | 辰巳大明 |
ご利益 | 技芸上達 |
辰巳大明神の住所と地図
所在地: 〒605-0087 京都府京都市東山区元吉町59