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子母澤寛

子母澤寛の紹介と作品・著書

略歴

(1892-1968)
子母澤寛(しもざわ かん)。作家。本名・梅谷松太郎。
北海道厚田郡厚田村(現・石狩市)出身。
彰義隊に参加し、箱館戦争に破れ、東京に戻ることも諦めて北海道に定住した元・御家人の祖父・十次郎をもつ。
旧制北海中学校(現北海高等学校)、明治大学法学部卒業。読売新聞などの新聞記者をへて作家へ。
新聞記者の仕事のかたわら、尾佐竹猛らの指導で旧幕臣の懐旧録・古老たちの思い出話の蒐集に力を注いだ。この蒐集には、明治時代に行われた、主として大名や武士の維新史料蒐集事業から抜け落ちていた、庶民の聞き書きが多くある。
新撰組に関する研究も豊富で、1928年「新選組始末記」を出す。その後、「新選組遺聞」「新選組物語」の「新選組三部作」を出版。
代表作に「勝海舟」など。勝海舟といったら、子母澤寛である。
随筆に「座頭市」のもととなった「ふところ手帖」がある。1962年第10回菊池寛賞。
筆名は居住地の大森区新井宿(現大田区新井宿)子母沢より。

作品一覧

私が把握している子母沢寛の作品一覧です。
注1)作品によってはダブっているもの(出版社の変更にともなう題名の変更など)もあるとは思いますが、確認が取れたものから順次修正を加えてゆく予定です。
注2)漏れている作品もあるとは思いますがご容赦下さい。なお、漏れている作品についてご教示頂けるとと幸いです。

  1. 国定忠治
  2. 游侠奇談
  3. 行きゆきて峠あり
  4. すっ飛び駕
  5. 弥太郎笠
  6. 関八州の旅がらす
  7. 勝海舟 1
  8. 勝海舟 2
  9. 勝海舟 3
  10. 勝海舟 4
  11. 勝海舟 5
  12. 勝海舟 6
  13. 父子鷹
  14. 小説のタネ
  15. 新選組遺聞
  16. 新選組始末記
  17. 新選組物語
  18. 逃げ水
  19. ふところ手帖
  20. ふところ手帖 続
  21. よろず覚え帖
  22. 新選組遺聞
  23. 味覚極楽
  24. おとこ鷹
  25. お坊主天狗
  26. からす組
  27. 河内山宗俊
  28. 花の雨
  29. 鴨川物語―哀惜新選組
  30. 江戸五人男
  31. 駿河遊侠伝
  32. 昼の月
  33. 愛猿記
  34. 剣客物語
  35. 幕末奇談
  36. 脇役

お気に入り

子母澤寛「勝海舟 明治新政」第6巻の感想とあらすじは?

最終巻では明治新政となり、徳川家が駿河七十万石に押し込められ、えらい苦労をする所が描かれている。この前には上野での彰義隊や、榎本武揚ら海軍の脱走などが描かれている。
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子母澤寛「勝海舟 江戸開城」第5巻の感想とあらすじは?

第五巻は、文字通り江戸開城に至までの緊迫した期間を描いている。ひたひたと迫ってくる官軍に対して、勝麟太郎、大久保一翁は江戸を戦火から守るためにどうすればいいのかと智恵を絞る。
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子母澤寛「勝海舟 大政奉還」第4巻の感想とあらすじは?

第四巻は薩長同盟がなってから、大政奉還、鳥羽伏見の戦いを経た所辺りまでが舞台となっている。十五代将軍徳川慶喜が、戦わずして大坂から逃げ帰り、小栗上野介らの主戦論者を廃して、勝麟太郎や大久保一翁といった能吏たちに事後処理を任せる時期である。
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子母澤寛「勝海舟 長州征伐」第3巻の感想とあらすじは?

第三巻では幕末期の最も混乱した京が中心となる。麟太郎も江戸と大坂・京と忙しく行き来をする。神戸には海軍操練所と海軍塾を開き、坂本竜馬を筆頭に海軍養成の施設に力を入れる。だが、時代がそれに傾注させてくれない。
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子母澤寛「勝海舟 咸臨丸渡米」第2巻の感想とあらすじは?

第二巻では咸臨丸での渡米から、幕末の動乱期を描いている。この巻で登場するのが坂本竜馬である。海軍を盛んに説いている勝麟太郎であるが、実は船にはトンと弱い。咸臨丸での渡米中も随分苦しんだらしい。この渡米のときの麟太郎の上司が木村摂津守である。
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子母澤寛「勝海舟 黒船渡来」第1巻の感想とあらすじは?

勝海舟といえば子母澤寛氏であろう。本書は子母澤寛氏の代表作でもあり、勝海舟を書いた決定版ともいえる小説である。文庫で全六冊。勝海舟に限らず、父・小吉のことも描いており、勝父子に関する作品が他にもあるので、あわせて読むことをオススメする。
作家さ行

子母澤寛の「父子鷹」を読んだ感想とあらすじ

勝小吉。本当の名を左衛門太郎惟寅。そして、隠居してからは夢酔と名乗る。幕末において異彩を放った政治家・勝海舟の父親である。 本書に関連するものとして「おとこ鷹」「勝海舟」がある。
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