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NHK時代劇原作

作家た行

高田郁「八朔の雪 みをつくし料理帖第1巻」の感想とあらすじは?

料理を題材にした典型的な人情ものである。登場人物の設定や話の展開などベタなのだが、それでも面白い。面白いのだが、惜しむらくはもう少し文章力が...。

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高橋克彦「火怨 北の耀星アテルイ」の感想とあらすじは?

第三十四回吉川英治文学賞受賞。己の生まれ育った土地、己を育ててくれた人、家族、そうしたものを守るということに異を唱えることはないだろう。それを脅かそうとする者に対して、手向かって何が悪かろう?

作家ま行

宮本昌孝の「夏雲あがれ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「藩校早春賦」の続編です。 あれから六年。筧新吾、曽根仙之助、花山太郎左の三人にも少しずつ身辺の変化が起きています。 今回、仙之助の江戸出府が決まり、太郎左も将軍台覧の剣術大会への出場が決まって江戸に行くことになりまし...
作家あ行

井川香四郎の「梟与力吟味帳 第5巻 雪の花火」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第五弾。 前作の最後に戻ってきた茜。仙人こと宮宅又兵衛が喜んだのはもちろんのこと、藤堂逸馬、武田信三郎、毛利八助も喜んだ。 ただ、武田信三郎にとって面白くないのは、茜がどうやら逸馬を好いているらしいのだ。茜どこ...
作家あ行

井川香四郎の「梟与力吟味帳 第4巻 花詞」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第四弾。 前作で、武田信三郎の父親・武田徳之介が公金横領の罪で切腹したことが語られた。今回はその時の遺書に、目付に嵌められたようだと語られていることがわかる。その時の目付というのが鳥居耀蔵だった。 この話は第四...
作家あ行

井川香四郎の「梟与力吟味帳 第3巻 忍冬」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第三弾。武田信三郎の家の事情というのが書かれている。 御家人・武田信三郎の父親・武田徳之介は勘定奉行勝手方の支配勘定だった。冥加金や運上金、将軍家や寺社関係の雑務や経理処理をする伺方として勤めていた。 これがあ...
作家あ行

井川香四郎の「梟与力吟味帳 第2巻 日照り草」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 新たな登場人物として女公事師の真琴が登場。 このシリーズは吟味方与力の物語であるが、これに公事師を登場させることで、江戸時代の司法制度を浮かび上がらせようという狙いもあるようだ。 公事師(くじし)は弁護士と司法書士を合...
作家あ行

井川香四郎の「梟与力吟味帳 第1巻 冬の蝶」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第一弾です。 主立った登場人物達の紹介などを兼ねています。 主役は梟与力こと藤堂逸馬です。これを幼馴染みの武田信三郎、毛利源之丞八助が助けます。 天保の改革真っ只中のこのシリーズの敵役は鳥居耀蔵です。 鳥居耀蔵...
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佐伯泰英「酔いどれ小籐次留書 第1巻 御鑓拝借」の感想とあらすじは?

赤目小籐次は五尺一寸(一五三センチ)。禿げ上がった額に大目玉で団子鼻、両の耳も大きい。特徴的すぎる容姿である。はっきり言って格好のいいヒーローではない。
作家さ行

佐伯泰英の「吉原裏同心 第1巻 流離」を読んだ感想とあらすじ

のっけから、話がせわしない印象がある。豊後岡藩の馬廻役の神守幹次郎が納戸頭を務める藤村壮五郎の女房汀女とともに逐電する。この逐電する神守幹次郎と汀女が本シリーズの主人公となる。
作家か行

北原亞以子の「深川澪通り木戸番小屋 第4巻 夜の明けるまで」を読んだ感想とあらすじ

本作では、すべての短編が女性が主人公となっている。もちろん、この主人公に絡んで、笑兵衛とお捨の夫婦が登場するのだが、しつこく絡むというのではない。ほどよい距離を置いて接するのだ。これは、今までのこのシリーズ通りである。
作家や・ら・わ行

山本周五郎の「赤ひげ診療譚」を読んだ感想とあらすじ(映画の原作)

新出去定という医者は、その使命感や考え方のみならず、全体としての個性が強烈である。その新出去定がいう言葉に次のようなことがある。
作家や・ら・わ行

山本周五郎「五弁の椿」の感想とあらすじは?

復讐劇が続くだけの小説かと思っていましたが、第四話で同心の青木千之助が登場してから少し捕物の要素が出てきます。 ですが、形式的にはそうなのですが、捕物帖でも、復讐劇でもありません。 この小説の主題は次の言葉で言い表されているように思います。...
作家ま行

宮部みゆき「ぼんくら」のあらすじと感想は?

ほうほう、短編集ですか。それも連作短編ね。ふむふむ。鉄瓶長屋を舞台にした人情ものかなんかですかね?題名もほのぼのしているしね。そう思って読んでいたら、全体の半分以上を占める「長い影」にきて、ん?違うかぁ?となる。

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佐伯泰英の「鎌倉河岸捕物控 第7巻 下駄貫の死」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

覚書/感想/コメント シリーズ第七弾 表題の通り、今回のクライマックスの一つは下駄貫の死である。 本作まで来ると、下駄貫のみならず、金座裏の手先は政次が何のために松坂屋から引き抜かれたかを知っている。 だが、下駄貫はこれを頭では理解しつつも...
作家さ行

佐伯泰英の「鎌倉河岸捕物控 第6巻 引札屋おもん」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第六弾 今回は鎌倉河岸で酒問屋豊島屋を構える清蔵が老いらくの恋い落ちた。いそいそと出かけ、好きな捕り物の話もちゃんとは聞いていない。 豊島屋は何となく気が抜けたような雰囲気になり、清蔵を知る誰もが心配をしている...
作家さ行

佐伯泰英の「鎌倉河岸捕物控 第5巻 古町殺し」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第五弾 前作までで、しほ、政次、亮吉、彦四郎を主人公とする話が終わった。 で、今回は、金座裏の宗五郎が主人公。とはいっても、いつも活躍しているので、何となくぴんとこない。 それに、宗五郎が主人公というよりは宗五...
作家さ行

佐伯泰英の「鎌倉河岸捕物控 第4巻 暴れ彦四郎」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第四弾 第一作ではしほの両親に関わる謎、そしてしほの出自が大きなテーマであった。 第二作では松坂屋の隠居・松六の抱える秘密に、政次が迫るというものだった。 第三作では政次が金座裏にやってきた理由を知り、亮吉が思...
作家さ行

佐伯泰英の「鎌倉河岸捕物控 第3巻 御金座破り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第三弾 今回の大きな事件は御金座の手代・助蔵が殺されたことに端を発する。助蔵は極秘裏に動いている小判改鋳のための新小判の意匠を京の職人と打ち合わせをしているのだ。 もしかしてその新意匠を狙った犯行なのか?もし新...
作家さ行

佐伯泰英の「鎌倉河岸捕物控 第2巻 政次奔る」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第二弾。 序章で、今回の大きな事件の発端が語られる。松坂屋の隠居・松六の「あの日から十四年か...」「亡霊が未だ現われるか」。これが何を意味するのか? このシリーズ、序章で大きな事件の発端を語り、それが物語の底...
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