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幕末

日本史

藤田覚「幕末から維新へ」(シリーズ日本近世史⑤)の感想と要約は?

覚書/感想/コメント本書の対象は18世紀末から19世紀半ば過ぎまでの江戸時代です。いわゆる「幕末」の時代です。あとがきに書かれていますが、本書では2つの点に留意して書かれています。なるたけ社会史や経済史、思想史などに目配りしながら、政治過程...
国指定特別史跡・国指定史跡

弘道館の歴史や見どころは?(茨城県水戸市)日本三大学府の一つ[国の特別史跡]

水戸駅から坂道を登っていくとたどり着きます。駅前の喧騒から、嘘のように静かなエリアです。車で行く場合は、弘道館そばに10台程度の駐車場があります。梅のシーズンでなければ、そんなには混んでいないように思われます。大手橋と再建中の大手門旧水戸城...
歴史上の人物

堀田正倫とは?下総佐倉藩11万石最後の藩主

幕末から明治時代の大名、華族。伯爵。父・堀田正睦が井伊直弼との政争に敗れて失脚し、家督を譲られ下総佐倉藩11万石の堀田家第2次6代となる。

歴史上の人物

堀田正睦とは?江戸末期の幕府の老中首座

堀田正睦は江戸末期の幕府の老中首座。下総佐倉藩11万石の第5代藩主。正俊系堀田家9代。条約勅許問題で知られます。洋学に傾倒し、佐倉は関東の蘭学の拠点となります。
歴史上の人物

西郷隆盛とは?「敬天愛人」天を敬い人を愛した幕末・明治の英雄

文政10年12月7日、鹿児島の下加治屋町に薩摩藩下級士族・西郷吉兵衛隆盛の長男。薩摩藩士。西郷吉兵衛は小姓組だった。母・マサ。諱は隆永、のち隆盛。幼名は小吉、吉之介。父の死後吉兵衛を継ぎのち吉之助と改め、名を隆永、明治以後は父と同じ隆盛を称した。通称は吉兵衛、吉之助。号は止水、南洲。変名に大島三右衛門、菊池源吾。少年時代を貧苦のなかに過ごし、少年時代からの友人に大久保利通、伊地知正治らがいる。

歴史上の人物

勝海舟とは?江戸城無血開城に尽力した幕末幕臣、坂本竜馬の師匠

勝海舟は江戸幕末から明治時代の武士、政治家。江戸生まれ。文政6年(1823)1月30日-明治32年(1899)1月19日死去。77歳。旗本小普請組・勝左衛門太郎(勝惟寅(これとら)、勝小吉)の長男。勝左衛門太郎は自伝「夢酔独言」で知られる。勝家は石高41石余の貧乏旗本だった。勝家は、勝左衛門太郎が婿養子になる形で同家の旗本株を買ったもの。勝左衛門太郎の生家である旗本男谷(おたに)家も、祖父・男谷検校(けんぎょう)が、金貸しを営んでいた小吉の勝左衛門太郎の父のために買ったもの。従兄に剣術家の男谷信友(精一郎)。男谷信友とは血縁上は又従兄で、信友が海舟の伯父に当たる男谷思孝(彦四郎)の婿養子に入ったことから系図上は従兄になる。

作家あ行

浅田次郎「輪違屋糸里」の感想とあらすじは?

新撰組もの。舞台は江戸時代末期。「壬生義士伝」が男の目線から見た新撰組なら、この「輪違屋糸里」は女の目線から見た新撰組です。しかも、時期が限定されています。まだ壬生浪士組と呼ばれていた時期から、芹沢鴨が暗殺されるまでの時期が舞台となっている...
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中村彰彦「落花は枝に還らずとも 会津藩士・秋月悌次郎」の感想とあらすじは?

幕末といえば、志士を扱った小説が多い。いわゆる武官肌の人物が多く描かれてきている。だが、本書は文官を主人公としている。会津藩士・秋月悌次郎。

作家ま行

村上元三の「岩崎弥太郎」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎の生涯を描いた小説。弥太郎は本来「彌太郎」と書く。岩崎弥太郎は土佐の地下浪人の子として生まれた。地下浪人とは土佐藩特有のもので、郷士株を売ってしまった者を指す。つまりは元郷士ということであ...
作家さ行

佐伯泰英の「交代寄合伊那衆異聞 第10巻 難航 」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十弾。長崎から江戸にもどりすぐさま伊那谷に向かった座光寺藤之助。その目的は激動の時代を生き残るために一族の結束を図ることである。まずは、藤之助が経験してきたことを伝えなければならない。だが、時勢は余裕を与えては...
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子母澤寛「勝海舟 明治新政」第6巻の感想とあらすじは?

最終巻では明治新政となり、徳川家が駿河七十万石に押し込められ、えらい苦労をする所が描かれている。この前には上野での彰義隊や、榎本武揚ら海軍の脱走などが描かれている。
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子母澤寛「勝海舟 江戸開城」第5巻の感想とあらすじは?

第五巻は、文字通り江戸開城に至までの緊迫した期間を描いている。ひたひたと迫ってくる官軍に対して、勝麟太郎、大久保一翁は江戸を戦火から守るためにどうすればいいのかと智恵を絞る。
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子母澤寛「勝海舟 大政奉還」第4巻の感想とあらすじは?

第四巻は薩長同盟がなってから、大政奉還、鳥羽伏見の戦いを経た所辺りまでが舞台となっている。十五代将軍徳川慶喜が、戦わずして大坂から逃げ帰り、小栗上野介らの主戦論者を廃して、勝麟太郎や大久保一翁といった能吏たちに事後処理を任せる時期である。
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子母澤寛「勝海舟 長州征伐」第3巻の感想とあらすじは?

第三巻では幕末期の最も混乱した京が中心となる。麟太郎も江戸と大坂・京と忙しく行き来をする。神戸には海軍操練所と海軍塾を開き、坂本竜馬を筆頭に海軍養成の施設に力を入れる。だが、時代がそれに傾注させてくれない。
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子母澤寛「勝海舟 咸臨丸渡米」第2巻の感想とあらすじは?

第二巻では咸臨丸での渡米から、幕末の動乱期を描いている。この巻で登場するのが坂本竜馬である。海軍を盛んに説いている勝麟太郎であるが、実は船にはトンと弱い。咸臨丸での渡米中も随分苦しんだらしい。この渡米のときの麟太郎の上司が木村摂津守である。
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子母澤寛「勝海舟 黒船渡来」第1巻の感想とあらすじは?

勝海舟といえば子母澤寛氏であろう。本書は子母澤寛氏の代表作でもあり、勝海舟を書いた決定版ともいえる小説である。文庫で全六冊。勝海舟に限らず、父・小吉のことも描いており、勝父子に関する作品が他にもあるので、あわせて読むことをオススメする。
作家さ行

佐伯泰英の「交代寄合伊那衆異聞 第9巻 御暇」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第九弾。舞台は長崎から江戸へと戻ることになる。長いこと続いたおらん(瀬紫)との戦いにも終止符が打たれ、新たな物語が始まろうとしている。新たな物語はまさに幕末動乱の物語でもある。本書でも語られているが、下田ではアメ...
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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」第8巻の感想とあらすじは?

天が、この国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、その使命がおわったとき惜しげもなく天へ召しかえした。』坂本龍馬と中岡慎太郎が死ぬのは慶応三年十一月十五日である。諸説あるが、司馬遼太郎氏は、刺客を

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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」第7巻の感想とあらすじは?

坂本龍馬三十二歳から三十三歳。『このころの竜馬は、もはや、思想家として孤絶の境地に達し始めていた。暮夜ひそかにその手帳に書きしたためている秘密の語録がある。
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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」第6巻の感想とあらすじは?

前作が「坂竜飛騰」直前の龍馬の姿である。ここからは龍馬を一匹の竜になぞらえたこの言葉の通り、飛騰することになる。この巻で司馬遼太郎氏が坂本龍馬という若者を書こうと思い立った理由を書いている。

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