大奥

作家は行

畑尚子「江戸奥女中物語」の感想と要約は?

覚書/感想/コメント奥女中を研究する人にとって、三田村鳶魚の「御殿女中」はバイブル的存在だそうです。本書では具体的な事例として、多摩地域から奉公に上がった藤波を主人公にしています。藤波は現在の東京都日の出町の野口家から江戸城大奥に奉公にいっ...
史跡・遺跡

江戸城跡(江城、千代田城)の歴史と見どころ紹介(東京都千代田区)現在の皇居[国の特別史跡]

900年の歴史を積み重ねた日本最大の城江戸の街の中心にある江戸城。千代田城とも呼ばれます。最初にここに城を築いたのは平氏の秩父氏から別れた江戸氏で平安時代の1150年頃と言われます。遺構が見つかっていませんが、本丸あたりにあったのではないか...
作家か行

海音寺潮五郎の「江戸城大奥列伝」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント三代将軍家光から六代将軍家宣までの時代の江戸城の大奥を扱った史伝。大奥はその時々により表へのさばり、または内部で権力闘争を繰り広げたりする。それを延々と繰り返すので、読んでいる内にだんだんとウンザリしてしまった。大奥の研...
4) 面白い

深沢秋男の「旗本夫人が見た江戸のたそがれ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント幕末の江戸城に近い九段坂下に井関隆子という旗本夫人がいた。彼女の存在を後世に伝える事になったのは、五年間にわたる膨大な日記である。日記は天保の改革が行われた天保十一年(一八四〇)一月一日から十五年(一八四四)十月十一日ま...
作家あ行

安藤優一郎の「江戸城・大奥の秘密」を読んだ感想

覚書/感想/コメント大奥というのは実際にどんな空間であったかというのは今もって(本書は2007年出版)よく分からないのが実情だという。大奥に勤める女性は、御杉戸から内のことは他言しないという誓紙提出が義務づけられており、この守秘義務が大奥の...
作家は行

畑尚子の「幕末の大奥 天璋院と薩摩藩」を読んだ感想

「はじめに」に述べられているが、著者が天璋院に出会ったのは宮尾登美子氏の「天璋院篤姫」によってだったという。小説「天璋院篤姫」が刊行された昭和五十九年当時は、大奥の研究が停滞期にあった頃で、明治期に出版された「旧事諮問録」「千代田城大奥」といった聞書きと、三田村鳶魚の「御殿女中」が大奥研究のバイブルであり、研究はその域を出ないとされていた時分だったようだ。
作家さ行

鈴木由紀子の「最後の大奥 天璋院篤姫と和宮」を読んだ感想

幕末に徳川家に嫁いできた二人の女性。13代将軍家定の正室・篤姫(剃髪後は天璋院)と14代将軍家茂の正室・和宮(剃髪後は静寛院宮)である。二人とも短い結婚生活で夫に先立たれており、後ろ盾となる身内もなくしている。本書はこの二人のうち、篤姫にスポットを当てている。
4) 面白い

宮尾登美子の「天璋院篤姫」を読んだ感想とあらすじ

十三代将軍徳川家定の御台所(正室)で、その後江戸城の無血開城を迎えるまで大奥を束ねていた天璋院(てんしょういん)篤姫(あつひめ)が主人公の小説。
日本史

江戸城の「大奥」は、どのようなところだったのか

「大奥」は諸大名の奥向を指すこともあるのですが、いつの間にか将軍家(柳営)の奥向のみを指すという間違った認識が形成されていったようです。
1) 最高

江戸文化歴史検定協会編の「江戸博覧強記(上級)」を読んだ感想(最高に面白い!)

覚書/感想/コメント江戸時代に特化した教科書です。江戸文化歴史検定公式テキスト(上級)となっていますが、江戸文化歴史検定を受けるつもりのない人にとっても面白い内容です。広く薄く江戸時代の全体を俯瞰するように書かれており、江戸学の入門書の決定...
作家さ行

司馬遼太郎の「歴史の中の日本」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント昭和三十五から昭和四十八年までに各新聞紙や雑誌に掲載されたエッセイを収録したもの。生きている出雲王朝出雲大社の社家。島根県の新聞の元旦号には出雲大社のシルエットがえがかれ、謹賀新年の活字とともに、島根県知事の名と「国造、...
3) かなり面白い

山本博文ほかの「山本博文教授の江戸学講座」を読んだ感想

時代小説も書いている逢坂剛、宮部みゆきの二人が生徒となり、東京大学史料編纂所の山本博文教授にいろいろ質問するというスタイルを取っている。
2) 超面白い

山田順子の「時代考証-おもしろ事典-TV時代劇を100倍楽しく観る方法」を読んだ感想(面白い!)

覚書/感想/コメント面白い話が各所に散りばめられている。興味を惹いたものをいくつか。武田信玄の肖像画。有名なのは高野山成慶院(和歌山県)の所蔵しているもので国の姉弟重要文化財になっているもの。だが、この肖像画は、太刀の飾り金具の紋が武田の花...
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