行元寺の歴史
嘉祥2年(849年)に慈覚大師によって伊東大山(大多喜町)に草創されました。
幾度となく戦禍に遭遇し、冷泉家や二階堂氏、武田氏、土岐氏などにより再興されています。
鎌倉時代初期に今のいすみ市荻原字茶田谷に移され、行元寺と改められました。
天正14年(1586年)に現在地に移築し、本多氏の信仰を集めました。
檀林として末寺100寺を有し、この地域の天台宗の拠点のひとつとなり、江戸時代には江戸幕府から朱印状を与えられていました。
訪れた場所
宿泊旅行なら旅行サイトを利用するのが良いと思います。下記をご参考になさってください。
行元寺の見どころ
寺標と山門までの参道
坂道が続きます。
遠くに山門
山門
享保20年(1735)建立。別名、慈雲閣。
本堂
天正14年(1586)建立。建立は安土桃山時代でづが、江戸時代の元禄期に拡張改造され、房総屈指の大建造物となりました。
客殿
享和2年(1802)建立。江戸時代に建立された旧書院で、伊八の「波図彫刻」などがあります。
鐘楼
初代波の伊八の欄間彫刻
北斎が伊八の彫った波に出会ったことで、「神奈川沖浪裏図」が生まれました。
行元寺の概要
項目 | 内容 |
---|---|
山号 | 東頭山 |
院号 | 無量寿院 |
正式名 | 東頭山行元寺 |
開基 | 慈覚大師、円仁 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
別称 | ― |
備考 | 寺格 大本山(霊蹟寺院) 札所等 安房国札三十四観音霊場17番、東国花の寺百ヶ寺千葉11番 |
文化財
県指定 | 有形文化財 | 銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像 木造阿弥陀如来立像 絹本著色両界曼荼羅図 金銅竜文五鈷鈴 行元寺旧書院 |
---|---|---|
市指定 | 有形文化財 | 本堂 楼門 |
住所&地図
所在地:〒298-0131 千葉県いすみ市荻原2136
電話:0470-86-3816