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小説(江戸時代が舞台)

作家や・ら・わ行

山田風太郎の「柳生忍法帖」を読んだ感想とあらすじ

十兵衛三部作の第1弾。本作品と「魔界転生」「柳生十兵衛死す」で「十兵衛三部作」と言われます。忍法帖という割には、忍者が出てこないのも本書の不思議なところです。
作家あ行

浅田次郎「輪違屋糸里」の感想とあらすじは?

新撰組もの。舞台は江戸時代末期。 「壬生義士伝」が男の目線から見た新撰組なら、この「輪違屋糸里」は女の目線から見た新撰組です。 しかも、時期が限定されています。まだ壬生浪士組と呼ばれていた時期から、芹沢鴨が暗殺されるまでの時期が舞台となって...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 妖談 第1巻 妖談うしろ猫」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 妖談シリーズ第一弾。 出版社が変わっただけならいいのだが、主要登場人物二人におもいっきり変化があるので、えらいとまどった。だが、新シリーズなので、なっとく。 とまどった具体的な点はいろいろあった。 坂巻弥三郎と栗田次郎...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第10巻 神楽坂迷い道殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第十弾。今回は牛込の神楽坂を舞台に、七福神を題材とした事件。神楽坂にある善國寺は毘沙門天で有名であり、池上本門寺の末寺にあたる。 今回のキーとなる七福神だが、その由来は意外と知らない。 『七福神は足利時代の終わ...
作家か行

楠木誠一郎の「甲子夜話秘録 第1巻 鼠狩り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 松浦静山(まつらせいざん)。題名にもなっている「甲子夜話(かっしやわ)」を書いた人物である。甲子夜話が書かれ始めたのは静山が六十二歳の十一月十七日甲子(きのえね)の夜で、死ぬまで書かれた。甲子夜話は江戸時代の社会風俗を...
作家さ行

佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第30巻 侘助ノ白」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第三十弾。 侘助とは小さな椿の一種。茶人に好まれ、侘と数寄、茶道の心得から名前が来ている。 今回の主人公は磐音というよりはでぶ軍鶏こと重富利次郎である。父・百太郎と一緒に土佐に向かった利次郎が、高知で様々な事件...
作家さ行

佐伯泰英の「密命 第21巻 相克 密命・陸奥巴波」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第二十一巻。 春。金杉清之助は山形城下から仙台城下に入った。そして、父・惣三郎と神保桂次郎も仙台城下に入って行こうとしていた...。 すれ違う親子。奇遇に呆然とする惣三郎。そして、そのことを知り心の中に動揺を少...
作家さ行

佐藤雅美の「将軍たちの金庫番」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「江戸の税と通貨」→「江戸の経済官僚」改題。本書ではかつて書いた歴史経済小説の中の誤りを正直に認めて訂正している。こうした姿勢は好感が持てる。 本書は江戸時代の経済通史である。 なぜ小説家が?という疑問があるが、じつは...
作家は行

羽山信樹の「邪しき者」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 上巻 「流され者」に続く、題名に「者」の文字を用いた四部作の第二弾。 他の二作は「滅びざる者」「来るべき者」であるが、羽山信樹氏の死によって永遠に未完となっている。 本書は「勤皇思想」を最大のテーマとする伝奇小説である...
作家さ行

佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第29巻 冬桜ノ雀」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第二十九弾。 徳川家基の命を狙う最強の剣客が佐々木磐音の前に現る! 伝説と化したタイ捨流の丸目喜左衛門高継と、孫娘と思しき歌女の二人である。 この二人の攻撃を磐音は防ぐことができるのか? タイ捨流は丸目蔵人長恵...
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佐伯泰英の「鎌倉河岸捕物控 第14巻 隠居宗五郎」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第十四弾 政次としほの祝言も無事に終わり、宗五郎の肩の荷が下りで隠居然とした様子に手下たちが心配を始める。政次をはじめとして手下たちは、まだまだ金座裏九代目の宗五郎を隠居させようとは思っちゃいない。 政次が活躍...
作家さ行

佐伯泰英の「交代寄合伊那衆異聞 第10巻 難航 」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第十弾。 長崎から江戸にもどりすぐさま伊那谷に向かった座光寺藤之助。その目的は激動の時代を生き残るために一族の結束を図ることである。まずは、藤之助が経験してきたことを伝えなければならない。 だが、時勢は余裕を与...
作家あ行

安住洋子の「しずり雪」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 第三回長塚節文学賞短編小説部門大賞。 水野忠邦による天保の改革の時期を舞台とした短編集です。天保の改革については「テーマ:江戸時代(幕藩体制の動揺)」でまとめていますのでご参照ください。 短編集ですが、岡っ引きの友五郎...
作家さ行

佐伯泰英の「酔いどれ小籐次留書 第11巻 偽小籐次」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第十一弾。 題名のとおり「偽」小籐次が現われる。その目的は一体何なのか?そして、偽小籐次の正体とは? この偽小籐次事件には御鑓拝借騒動の一件が絡んでくる。未だに御鑓拝借騒動が小籐次の身に平安な時をもたらせてくれ...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第28巻 照葉ノ露」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第二十八弾 いつもとは異なった始まり方に少々驚いた。 今回は、仇討ちをメインにした話しから始まる。そして、鵜飼百助宅での事件や、別の所での変死事件など、今回も盛りだくさんの内容となっている。 さて、でぶ軍鶏こと...
作家た行

鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第15巻 おっかあ」を読んだ感想とあらすじ

今回は十五、六歳の伊達若衆と呼ばれる若者たちが強請りをするところから始まる。「伊達」がつくくらいだから、いでたちが奇抜で派手な若者たちである。
作家や・ら・わ行

米村圭伍の「真田手毬唄」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「影法師夢幻」改題。 豊臣秀頼は大坂夏の陣で死んでいなかった! という設定で、百七十年を経た江戸時代に七代目秀頼が蘇る。 終盤になり米村圭伍作品ではお馴染みの倉地政之助が登場する。また大蜘蛛仙五郎も登場する。 時期的に...
作家た行

高橋義夫の「御隠居忍法 第1巻」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 主人公は鹿間狸斎。狸斎は号で、名は理助。狸斎は四十の声を聞いたとたんに養子の忍に家督を譲り隠居した。 御広敷伊賀者、いわゆる御庭番の家柄。伊賀時代には服部半蔵と同格の家格であり、漢の服部と呼ばれる名家だった。漢の服部は...
作家あ行

井川香四郎の「梟与力吟味帳 第2巻 日照り草」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 新たな登場人物として女公事師の真琴が登場。 このシリーズは吟味方与力の物語であるが、これに公事師を登場させることで、江戸時代の司法制度を浮かび上がらせようという狙いもあるようだ。 公事師(くじし)は弁護士と司法書士を合...
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子母澤寛「勝海舟 明治新政」第6巻の感想とあらすじは?

最終巻では明治新政となり、徳川家が駿河七十万石に押し込められ、えらい苦労をする所が描かれている。この前には上野での彰義隊や、榎本武揚ら海軍の脱走などが描かれている。
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