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鎌倉大仏殿高徳院の参詣記-歴史と見どころは?(神奈川県鎌倉市)[国宝][国の史跡]

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江ノ電の長谷駅を降り、海と反対側に歩いていくと、左手に長谷寺の入り口が見えてきますが、そこを通り過ぎていくと、右手に高徳院が見えてきます。

露座の大仏ですので、高徳院の外の道路から見えるかなぁ、と思うかもしれませんが、残念ながら見えません。

参拝した日、露座の大仏を前に、靴を脱ぎ、礼拝している人がいました。東南アジアの方と思しき方でした。信仰心の篤い仏教徒なのでしょう。

この日のルート。

1.北鎌倉駅:東慶寺 ⇒ 円覚寺

再びJRで鎌倉駅へ行ってから江ノ電に乗って長谷駅へ。

2.鎌倉大仏殿高徳院 ⇒ 光則寺 ⇒ 長谷寺 ⇒ 御霊神社 ⇒ 稲村ケ崎

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鎌倉の大仏様

大仏の高さは11.31m(台座を含めると13.35m)、重量約121t。

現在の金鋼仏は鎌倉時代の1252年(建長4)に鎌倉幕府第三代執権・北条泰時の晩年になってから作り始められました。

仏像としては鎌倉で唯一の国宝に指定されており、国の指定史跡になっています。

国宝ですが、直接触れたり、胎内に入ることができます。一般参拝客が触れることができる唯一の国宝仏です。

謎に包まれている大仏

この大仏がある高徳院の開山、開基は不明であり、大仏の造像の経緯についても史料が乏しく不明な点が多いそうです。

高徳院は浄土宗の寺院ですが、同宗大本山の光明寺の奥の院を移建されたものといわれています。

これだけの存在感がある大仏ですが、意外と謎に包まれているようです。

完成時は金箔

吾妻鏡によれば、浄光が寛元元年(1243)に木造で建立しましたが、数年後の台風で破壊され、建長4年(1252)に再建され始めます。

完成当時は全身に金箔が施され、大仏殿内に安置されていました。

大仏殿の存在は、平成12年から13年の発掘調査によっても確認されています。青銅製の大仏で、原材料は宋代の銭と考えられているそうです。

地震や津波で大仏殿が崩れ、露座の大仏になったそうです。

文学碑

境内には、大仏を詠んだ与謝野晶子の歌碑のほか、3基の文学碑が立っています。

『鎌倉や 御仏なれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな』与謝野晶子

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高徳院の概略

営業期間 公開:4月~9月 8:00~17:30
公開:8:00~17:00 その他
公開:8:00~16:30 大仏胎内

住所 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
電話 0467-22-0703

山号 大異山
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 不明
開基 不詳
正式名 大異山 高徳院 清浄泉寺
別称 鎌倉大仏
札所等 鎌倉三十三観音23番
文化財 銅造阿弥陀如来坐像(国宝)

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