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灰原薬「応天の門」第10巻の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

灰原薬氏による「応天の門」の第10巻です。鬼が再び市中を騒がせます。不思議なことに、鬼が跋扈したのは平安時代が主でした。平安時代には鬼や狐が国家を乱す妖怪でしたが、中世になると天狗になります。
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灰原薬「応天の門」第9巻の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

灰原薬氏による「応天の門」の第9巻です。菅原道真は様々な人との出会い、学問に対する姿勢が変わっていきます。そして、菅原道真が藤原基経と遭遇し、次巻以降、様々な形でかかわりを持つようになっていきます。
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灰原薬「応天の門」第8巻の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

灰原薬氏による「応天の門」の第8巻です。菅原道真が、学問とは誰のためにあるのだ、と自問自答するようになる、二つの出来事を扱っています。己の才能をどのように使うのか、道真は、かつて、すべきことを見誤るなと、いわれたことを思い出しました。道真の意識が徐々に変わっていくようになります。
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灰原薬「応天の門」第7巻の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

灰原薬氏による「応天の門」の第7巻です。第4巻で藤原常行の前に現れた百鬼夜行ですが、本巻でも登場します。しかし、それは物の怪でもなんでもありません。藤原常行は百鬼夜行を装った者たちが何者なのか気になります。そして菅原道真も百鬼夜行の一団が何者なのかを探り始め、手がかりを見つけます。
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灰原薬「応天の門」第6巻の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

灰原薬氏による「応天の門」の第6巻です。今回、昭姫の過去のことについて触れられます。そして、島田忠臣の娘・宣来子が菅原道真の許嫁となった経緯も語られました。道真にとっては有難迷惑ですが、反藤原である源融と接点を持つことになってしまいます。一方で、藤原氏の中でも藤原良房と藤原良相の主導権争いが始まりまりました
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灰原薬「応天の門」第5巻の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

灰原薬氏による「応天の門」の第5巻です。魂鎮めの祭である御霊会が描かれました。その祭の中で渦巻く陰謀と、それに巻き込まれていく菅原道真の様子が描かれていきます。最初の御霊会は貞観5(863)年に京都の神泉苑で行われ、早良親王など六人の霊が「六所御霊」として祀られました。
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灰原薬「応天の門」第4巻の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

灰原薬氏による「応天の門」の第4巻です。新たに登場するのがライバルとなる藤原常行(ふじわら の ときつら)です。この藤原常行は百鬼夜行に出会ったという逸話があります。本書ではそのことが描かれました。この話は「今昔物語」「打聞集」「真言伝」にも記されている逸話で、著名な事件だったらしいです。
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灰原薬「応天の門」第3巻の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

「応天の門」の第3巻です。この巻の大きなテーマが菅原道真の兄の事です。そして、新たな登場人物として許嫁の島田宣来子(しまだ のぶきこ)が登場します。以後、頻繁ではありませんが、たびたび登場するようになります。
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灰原薬「応天の門」第2巻の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

応天の門の第2巻です。第2巻と第3巻のテーマの一つが菅原道真の兄の事です。この巻で何やら思わせぶりなセリフや場面が多く出てきます。一体どういうことなのでしょう…?
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灰原薬「応天の門」第1巻の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

平安時代を舞台に、菅原道真を主人公とし、バディに在原業平を配したサスペンス漫画です。作者は灰原薬氏です。トピックの解説を東京大学史料編纂所の本郷和人教授がされています。タイトルから想起されるように、クライマックスは貞観8年(866年)におきた「応天門の変」になるのでしょうか。
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藤井讓治「戦国乱世から太平の世へ」(シリーズ日本近世史①)を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 扱う時代は織豊政権の安土桃山時代から徳川家光の治世下の江戸時代までの五人の為政者の時代、およそ100年です。 具体的には織田信長から始まり、豊臣秀吉、徳川家康、徳川秀忠、徳川家光までの五名の時代を扱ってい...
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畑尚子「江戸奥女中物語」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 奥女中を研究する人にとって、三田村鳶魚の「御殿女中」はバイブル的存在だそうです。 本書では具体的な事例として、多摩地域から奉公に上がった藤波を主人公にしています。藤波は現在の東京都日の出町の野口家...
4) 面白い

本郷和人「北条氏の時代」の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

鎌倉時代は約150年間ありますが、その主人公は「北条氏」です。その北条氏のリーダーたちを取り上げたのが本書です。 2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が北条義時を主人公としていたこともあり、北条氏への注目が高まっていました。 ...
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平谷美樹の「義経になった男」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 全4巻です。源義経を主人公にした小説で、影武者説を採っています。面白い説です。 義経記に「しゃそう」という雑色が登場します。藤原秀衡推挙の者で、いざという時に役立つということで源義経が召し抱えたも...
3) かなり面白い

本郷和人「世襲の日本史: 「階級社会」はいかに生まれたか 」の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

世襲というテーマ 本郷和人氏は形式より実際の状態がどうだったかを重んじています。「動的な観察」と言われる視点です。 動的な観察とは、史料の解釈をもとに様々な状況を考えながら歴史の動きを観察していくものです。 対照的なのが...
3) かなり面白い

本郷和人「承久の乱 日本史のターニングポイント」の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

本郷和人教授の本は結論や考えを勿体ぶらずに示してくれるのがとても良いです。 分かりやすくを心がけていらっしゃるのも端端からも読み取れます。 学者然とするのは簡単ですので、初学者でもわかるように書こうという姿勢こそが、学者全員が...
3) かなり面白い

本郷和人「乱と変の日本史」の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

12世紀後半から16世紀後半までの約400年、鎌倉時代・室町時代を日本史における「中世」と言います。この中世に、乱と変が多く発生します。 その理由を著者は 中世が「武士の時代」であり、彼らによる異議申し立てが頻発したか...
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廣澤隆之監修、ロム・インターナショナル編「日本の古寺101選 宗派別に特長と楽しみ方がわかる!」の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

豊富な写真と図が魅力の1冊です 代表的な13宗派を解説しつつ、全国各地の古寺をピックアップしています。 いざお寺を訪れても、何を見ればいいのかよくわからないという人が少なくない。雰囲気だけ感じられればいいのかもしれない...
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馬場あき子「鬼の研究」の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

著者の馬場あき子は「伊勢物語」の「業平の女を喰った鬼の話」末尾の「それをかく鬼とはいふなりけり」という含みのある一文に出会って、鬼とはやはり人なのであり、さまざまな理由から鬼と仮に呼ばれたに過ぎないと感じるようになったと述べています。
3) かなり面白い

本郷和人「日本史のツボ」の読書備忘録(要約と紹介と感想と)

本書は日本通史を七大テーマで俯瞰することを目的としている。七つのテーマとは「天皇」「宗教」「土地」「軍事」「地域」「女性」「経済」である。 筆者の専門は中世。この時代を扱った歴史学の学説は二つ。「権門体制論」と「二つの王権論...
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