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米村圭伍

米村圭伍の紹介と作品・著書

略歴

(1956 - )
米村圭伍。小説家。神奈川県横須賀市生まれ。
早稲田大学政治経済学部卒。電機会社勤務の後、松竹シナリオ研究所で脚本を学ぶ。
筆名の「圭伍」とは、佳作入選五回のもじりとのこと。
1997年「安政の遠足異聞」で菊池寛ドラマ賞佳作入選。
1999年「風流冷飯伝」にて第五回小説新潮長篇新人賞。
「風流冷飯伝」以後、「退屈姫君伝」「面影小町伝」などの作品を発表。 「退屈姫君伝」「おんみつ蜜姫」など、「姫君もの」でも知られ、軽妙洒脱な作風には定評がある。
架空の藩「風見藩」を舞台とした作品で知られる。

作家や・ら・わ行

米村圭伍の「退屈姫君 第4巻 これでおしまい」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「ふわーあ。...ああ、このままでは退屈で死んでしまいそう。何か楽しいことが起きないかしら」 いつものように退屈をもてあましているめだか姫。今回は猪鹿蝶シスターズの失踪をきっかけに屋敷の外に飛び出す。そして巻き込まれる...
作家や・ら・わ行

米村圭伍の「紀文大尽舞」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 歴史ミステリー的な小説。紀伊国屋文左衛門にまつわる謎を紐解いていく内に、次第に明らかになっていく紀伊藩の思惑。米村マジック炸裂の作品である。 物語はどんでん返しにつぐどんでん返しで、ラストに至ってはまさに大どんでん返し...
作家や・ら・わ行

米村圭伍の「真田手毬唄」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「影法師夢幻」改題。 豊臣秀頼は大坂夏の陣で死んでいなかった! という設定で、百七十年を経た江戸時代に七代目秀頼が蘇る。 終盤になり米村圭伍作品ではお馴染みの倉地政之助が登場する。また大蜘蛛仙五郎も登場する。 時期的に...
作家や・ら・わ行

米村圭伍の「退屈姫君 第3巻 恋に燃える」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 今回の天下の一大事は「恋」。とはいっても、恋に燃えるのはめだか姫ではない。 将軍家との将棋対決のために修行に出された榊原拓磨が、ある藩の姫に恋をしてしまった所から騒動が始まる。 身分違いの恋を成就させるために、しゃしゃ...
作家や・ら・わ行

米村圭伍の「退屈姫君 第2巻 海を渡る」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 前作「退屈姫君伝」からすぐあと。 退屈をもてあましていためだか姫の所にお仙が「めだか、大変だ。天下の一大事だぜ!」と飛び込んできた。めだか姫は「天下の一大事ですって。すてきすてき!」と目を輝かせる。 何が天下の一大事な...
作家や・ら・わ行

米村圭伍の「面影小町伝」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「錦絵双花伝」改題。「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」に続く三部作の最終巻。 「風流冷飯伝」と「退屈姫君伝」は宝暦十四年(一七六四)が舞台であり、本書は月日が経って実質的に明和二年(一七六五)から始まっている。前二作の翌年か...
作家や・ら・わ行

米村圭伍の「退屈姫君伝 第1巻」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 本作は「風流冷飯伝」「面影小町伝」の三部作の一作であるが、同時に「退屈姫君」シリーズの第一弾でもある。 三部作としては緩いつながりで、第一弾と第二弾は風見藩というつながりがあり、第二弾と第三弾は本書で登場するお仙でつな...
作家や・ら・わ行

米村圭伍の「蜜姫 第1巻 おんみつ蜜姫」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 蜜姫シリーズ第一弾。 本作では「風流冷飯伝」を初めとした「風見藩」が登場する。 風見藩は変わった藩で、天守閣からして二層半という奇妙なつくりで変わっており、城の玄関とでも言うべき大手門と裏門の搦手門の向きが通常とは逆に...
作家や・ら・わ行

米村圭伍の「風流冷飯伝」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 軽妙洒脱な文体のおかげで肩肘張らずに読め、読後感が清々しくホッと出来る作品。 主人公となる幇間の一八と飛旗数馬という二人の持つ雰囲気もどこかのんびりしており、舞台となる風見藩自体がのんびりしているのもこうした読後感にな...
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