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田沼時代

作家あ行

池波正太郎「剣客商売 第2巻 辻斬り」の感想とあらすじは?

シリーズ第二弾。 老境にさしかかり、暇をもてあましている小兵衛は何かと首をつっこんでみたくなります。 そのこと自体に苦笑する思いなのですが、どうにもなりません。 また、おはるとの夫婦生活も順調にきており、息・大治郎の剣客としての仕事も少しず...
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池波正太郎「剣客商売 第1巻」の感想とあらすじは?

「鬼平犯科帳」「仕掛人・藤枝梅安」と並ぶ人気シリーズの第一弾。 人物紹介的な巻ですが、シリーズ中の主要な人物の多くが登場している巻です。 ですので、この巻を読まないと、この後のシリーズでの人物関係がわかりにくくなってしまう可能性があります。...
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池波正太郎「乳房」の感想とあらすじは?

時代の順番からいって、「鬼平犯科帳」の一巻よりも前になる。まだ、長谷川平蔵宣以が〔火付盗賊改方〕の頭になっていない頃から話しが始まり、やがて、〔火付盗賊改方〕の頭になった後までの期間を書いている。

作家あ行

池波正太郎「仕掛人・藤枝梅安 第7巻 梅安冬時雨」の感想とあらすじは?

池波正太郎の逝去に伴い、未完となってしまいました。 ちょうど、佳境に入ったところでの絶筆のため、非常に残念です。 この作品で、「剣客商売」の秋山小兵衛の名が登場します。 本人が登場するわけではないのですが、浅井新之助を評するために、小兵衛を...
作家あ行

池波正太郎「仕掛人・藤枝梅安 第6巻 梅安影法師」の感想とあらすじは?

前作がクライマックスとすると、本作はその余韻を引く作品となります。 梅安を付け狙う仕掛人たちと梅安たちの息詰まる攻防。 どちらに軍配が挙がるのかが本書の見所です。 なお、本書の題名「梅安影法師」は最後まで読めばなるほどと納得のいく題名です。...
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池波正太郎「仕掛人・藤枝梅安 第5巻 梅安乱れ雲」の感想とあらすじは?

シリーズ第五弾です。 白子屋菊右衛門と梅安の対決がいよいよ佳境へと向かいます。 梅安シリーズの中においてクライマックスの一つとなる作品です。 小杉十五郎と出会ってから、白子屋菊右衛門との確執が始まり、そして本作へとつながります。 白子屋菊右...
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池波正太郎「仕掛人・藤枝梅安 第4巻 梅安針供養」の感想とあらすじは?

シリーズ四弾目で初の長編です。 本作で、小杉十五郎を巡る、梅安と白子屋菊右衛門の対立が決定的となります。 シリーズ中、緊張感とスピード感が最も感じられる一作が本作でしょう。 本作を一つの山場に迎え、シリーズ後半へと怒濤のように流れていくので...
作家あ行

池波正太郎「仕掛人・藤枝梅安 第3巻 梅安最合傘」の感想とあらすじは?

シリーズ第三弾です。 前作で登場した小杉十五郎。本作で、その小杉十五郎が大坂の香具師の元締・白子屋菊右衛門と抜き差しならぬ関係になります。 小杉十五郎が仕掛人の道へ一歩踏み入れてしまうのです。 なんとか、今までのように剣客の道を歩んでもらい...
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池波正太郎「仕掛人・藤枝梅安 第2巻 梅安蟻地獄」の感想とあらすじは?

シリーズ第二弾です。 本作で、梅安と彦次郎と並ぶもう1人の重要な人物・小杉十五郎が登場します。 最初の出会い方が強烈です。 梅安は間違われて小杉十五郎に襲われそうになるのです。 たまったものではありません。 しかし、その後、小杉十五郎と梅安...
作家あ行

池波正太郎「仕掛人・藤枝梅安 第1巻 殺しの四人」の感想とあらすじは?

仕掛人シリーズの第一弾です。 藤枝梅安と彦次郎の二入の過去が随所に散りばめられ、二人の背景となる事柄がこの一冊でおよそ分かります。 また、仕掛人の世界に独特の言葉も解説されており、今後のシリーズを読む際の助けになります。 今後このシリーズの...
作家さ行

佐藤雅美「田沼意次-主殿の税」の感想とあらすじは?

宝暦十年(一七六〇年)頃からの、およそ四半世紀を一般に田沼時代といいます。 収賄政治の権化と見られる田沼意次ですが、その発想するところは、かなりの先見の明の持ち主であったことが分かる内容となっています。 幕府が弱体化するのは、金を唸るほど持...
作家や・ら・わ行

山本一力「あかね空」のあらすじと感想は?

第126回直木賞受賞作品です。永吉から見れば親子二代の、おふみから見ればおふみの父母をいれて親子三代の話です。本書あかね空ではおふみを中心に物語が進みますので、親子三代の物語と考えた方がよいでしょう。