作家か行 北重人の「夏の椿」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント「蒼火」の続きとなる立原周之介もの。舞台は田沼時代末期。あることを探ろうとしていた甥の定次郎が殺されて見つかった。一体、定次郎はなにを探ろうとしていたのか。甥殺しを追いかけていくうちに、浮かび上がってきたのが柏木屋という... 2010.01.02 作家か行
作家さ行 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第30巻 侘助ノ白」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第三十弾。侘助とは小さな椿の一種。茶人に好まれ、侘と数寄、茶道の心得から名前が来ている。今回の主人公は磐音というよりはでぶ軍鶏こと重富利次郎である。父・百太郎と一緒に土佐に向かった利次郎が、高知で様々な事件に巻き... 2009.10.24 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第29巻 冬桜ノ雀」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二十九弾。徳川家基の命を狙う最強の剣客が佐々木磐音の前に現る!伝説と化したタイ捨流の丸目喜左衛門高継と、孫娘と思しき歌女の二人である。この二人の攻撃を磐音は防ぐことができるのか?タイ捨流は丸目蔵人長恵創始の流派... 2009.07.11 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第28巻 照葉ノ露」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二十八弾いつもとは異なった始まり方に少々驚いた。今回は、仇討ちをメインにした話しから始まる。そして、鵜飼百助宅での事件や、別の所での変死事件など、今回も盛りだくさんの内容となっている。さて、でぶ軍鶏こと重富利次... 2009.06.13 作家さ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「退屈姫君 第4巻 これでおしまい」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント「ふわーあ。...ああ、このままでは退屈で死んでしまいそう。何か楽しいことが起きないかしら」いつものように退屈をもてあましているめだか姫。今回は猪鹿蝶シスターズの失踪をきっかけに屋敷の外に飛び出す。そして巻き込まれるのは... 2009.06.06 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「退屈姫君 第3巻 恋に燃える」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント今回の天下の一大事は「恋」。とはいっても、恋に燃えるのはめだか姫ではない。将軍家との将棋対決のために修行に出された榊原拓磨が、ある藩の姫に恋をしてしまった所から騒動が始まる。身分違いの恋を成就させるために、しゃしゃり出て... 2009.05.23 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「退屈姫君 第2巻 海を渡る」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント前作「退屈姫君伝」からすぐあと。退屈をもてあましていためだか姫の所にお仙が「めだか、大変だ。天下の一大事だぜ!」と飛び込んできた。めだか姫は「天下の一大事ですって。すてきすてき!」と目を輝かせる。何が天下の一大事なのか?... 2009.05.23 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「面影小町伝」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント「錦絵双花伝」改題。「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」に続く三部作の最終巻。「風流冷飯伝」と「退屈姫君伝」は宝暦十四年(一七六四)が舞台であり、本書は月日が経って実質的に明和二年(一七六五)から始まっている。前二作の翌年からで... 2009.05.16 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「退屈姫君伝 第1巻」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント本作は「風流冷飯伝」「面影小町伝」の三部作の一作であるが、同時に「退屈姫君」シリーズの第一弾でもある。三部作としては緩いつながりで、第一弾と第二弾は風見藩というつながりがあり、第二弾と第三弾は本書で登場するお仙でつながっ... 2009.05.16 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 山本一力の「銭売り賽蔵」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントあくどい高利貸しの話ではない。文字通り「銭売り」の話。そもそも銭(ぜに)は一種の商品として売られていた。金座・銀座が公儀の管轄にあるのに対して、銭を扱う銭座は公儀に願い出て官許された町人が運営した。つまり銭座とは、銭とい... 2009.02.07 作家や・ら・わ行
作家さ行 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第27巻 石榴ノ蠅」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二十七弾。二十四弾から安永七年(一七七八)になり、前々作の二十五弾が安永七年(一七七八)の初夏、前作の二十六弾が同年の晩夏で、本作は同年の秋である。前作で奈緒の窮地を救いに山形へ向かった佐々木磐音が江戸へ戻って... 2008.12.06 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第26巻 紅花ノ邨」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二十六弾。今回、佐々木磐音は山形へ行くことになる。それは元許婚の小林奈緒(白鶴)が嫁いだ山形の紅花商人・前田屋内蔵助がピンチだという知らせが舞い込んだからだ。これが山形藩を二分するような抗争の幕開けとなり、奈緒... 2008.08.24 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第25巻 白桐ノ夢」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二十五弾。女の子が生まれると庭や畑に桐の苗を植え、嫁に行く時の箪笥の材料としたという風習から題名を付けているようだ。となると、生まれてくるのは女の子なのだろうか?また、桐の葉は朝廷の御紋であり、神紋でもある。小... 2008.05.31 作家さ行
作家ま行 松井今朝子「仲蔵狂乱」の感想とあらすじは? こうした歌舞伎の世界を書かせたら、松井今朝子の右に出るものはいません。そうした作家の作品だけに、面白くないはずがないのです。歌舞伎の世界に興味がある人にはとてもお薦めであるのは間違いないとしても、そうでない人にも歌舞伎の世界が充分に楽しめる... 2008.04.19 作家ま行
作家さ行 佐伯泰英の『「居眠り磐音 江戸双紙」 読本』を読んだ感想とあらすじ 『磐音』シリーズのファンは必携!これから『磐音』シリーズを読む人も必携!とにかく『磐音』シリーズを楽しむための企画がいっぱいの一冊である。 2008.02.23 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第24巻 朧夜ノ桜」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二十四弾桂川甫周国瑞と織田桜子の祝言から始まり、磐音とおこんの祝言に終わる。十九巻、二十巻くらいから、ここに来るまでが長かった。ともあれ、これで晴れて夫婦となる磐音とおこん。新たな人生の出発であるが、同時に新た... 2008.02.23 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第23巻 万両ノ雪」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二十三弾近頃顔を見せないでいた笹塚孫一が顔を出した。というよりも、本書の前半分は笹塚孫一が主人公である。六年前に起きた事件が再燃し、笹塚孫一が活躍するというものである。磐音も絡んでくるが、驚きの絡み方をする。こ... 2007.09.01 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第22巻 荒海ノ津」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二十二弾予想通り、箱崎屋次郎平の誘いを受け、博多に立ち寄った磐音とおこん。平穏無事に博多観光というわけにも行かず、なぜか騒ぎに巻き込まれてしまう。しかし、博多の逗留もそう長くはなく、今津屋のお佐紀が子供を産むま... 2007.06.09 作家さ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「風流冷飯伝」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント軽妙洒脱な文体のおかげで肩肘張らずに読め、読後感が清々しくホッと出来る作品。主人公となる幇間の一八と飛旗数馬という二人の持つ雰囲気もどこかのんびりしており、舞台となる風見藩自体がのんびりしているのもこうした読後感になるの... 2007.04.28 作家や・ら・わ行