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隠居が活躍

作家た行

鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第15巻 おっかあ」を読んだ感想とあらすじ

今回は十五、六歳の伊達若衆と呼ばれる若者たちが強請りをするところから始まる。「伊達」がつくくらいだから、いでたちが奇抜で派手な若者たちである。
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高橋義夫の「御隠居忍法 第1巻」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント主人公は鹿間狸斎。狸斎は号で、名は理助。狸斎は四十の声を聞いたとたんに養子の忍に家督を譲り隠居した。御広敷伊賀者、いわゆる御庭番の家柄。伊賀時代には服部半蔵と同格の家格であり、漢の服部と呼ばれる名家だった。漢の服部は火薬...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第14巻 おとら婆」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十四弾。今回は、六年前にはぐれ長屋の用心棒たちが関わった赤熊一味の捕物で、生き延びた赤熊の弟分と実弟が華町源九郎らに復讐を企てようとする。久しぶりに用心棒らしい感じかなぁと思うのだが、考えてみれば、狙われている...
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風野真知雄の「大江戸定年組 第7巻 神奧の山」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント初秋亭の扁額を掲げて一年半以上。鮫蔵が刺されてから五ヶ月以上。いよいよ謎の宗教集団「げむげむ」を巡る物語のクライマックスである。一方で、女房たちの商売は商売人の仁左衛門も呆れるくらいに上手くいっている。仁左衛門の嫁・おち...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第13巻 長屋あやうし」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十三弾。前作では旗本の御家騒動に巻き込まれたが、今回は長屋の存亡の危機に巻き込まれる。滝造という男が長屋に越してきてから物語が始まる。滝造は何かと難癖をつけて長屋の住人達とトラブルを起こす。どうも何か魂胆がある...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第12巻 瓜ふたつ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十二弾。前作では藩の権力闘争に巻き込まれた「はぐれ長屋の用心棒」達だったが、今度は旗本の御家騒動に巻き込まれる。源九郎らに助けを求めてきたのは、源九郎の同門である向田武左衛門。この武左衛門と源九郎の姿形が良く似...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第11巻 雛の仇討」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十一弾。シリーズ第六弾の「迷い鶴」以来、久しぶりに藩の権力闘争に巻き込まれることになる。「迷い鶴」では記憶喪失となったお鶴こと房江を長屋の連中が親身に世話をした。今回は志乃という、房江よりさらに幼い少女が長屋の...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第10巻 孫六の宝」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十弾。このシリーズも大台に乗った。今回スポットが当たるのは孫六である。いままで孫六だけにスポットが当たったことがないので、初となる。前作同様に、身内への危機をなんとか避けようと奮闘する。孫六は還暦を過ぎた元腕利...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第9巻 父子凧」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第九弾。今回は華町源九郎の倅・俊之介が窮地に立たされる。倅を救うために、源九郎は鏡新明智流の剣を振るう!今回、華町家のことが初めて語られた。華町家は五十石の御家人だが、給地を拝領している。もともとは百石を喰む御家...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第8巻 湯宿の賊」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第八弾。華町源九郎の孫娘・八重が生まれて半年がたった。今までのシリーズの中で最も複雑に絡み合ってストーリーが展開される。今回は、江戸を少々離れ、小田原宿から箱根まで足を伸ばすことになる。賊に攫われたという娘を助け...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第7巻 黒衣の刺客」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第七弾。今回スポットが当たるのは、最も遅く仲間となった三太郎である。三太郎の父親は凧の絵師だった。方形の凧、奴凧、鳶凧などに絵を描くのだ。三太郎には年の離れた兄がおり、二つ違いのお初という妹がいた。浮世絵師に弟子...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第6巻 迷い鶴」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ六弾。華町源九郎らがお家騒動に巻き込まれる。お家騒動というと多くの場合は大名家における家督相続が絡み、これに他の要素も入った複合的なものが多く、派閥抗争的な側面というのも見逃せない。派閥闘争的なものであれば、大小...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第5巻 深川袖しぐれ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ五弾。華町源九郎らにおとずれる最大のピンチ!ことの発端は、茂次の幼馴染みが賭場の借金に連れ去られたことだ。茂次が連れ去られたお梅を取り戻そうと奮闘するが、相手が悪かった...。今回スポットが当たるのが茂次だ。茂次...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第4巻 子盗ろ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ四作目。題名の「子盗ろ」とは子供の遊びのようだ。母親役の後ろに子供が一列になって袖やら帯やらにつかまっている。それを、子盗ろ、子盗ろ、と声を上げながら子供を捕まえようとする鬼役がいるという遊びだ。この遊びと、子供...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第3巻 紋太夫の恋」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第三弾。今回で、多少このシリーズの舞台となる時代が明確になってきた。直心影流の男谷精一郎が本所亀沢に道場を開いていることから、安政五年(一八五八)以降ということになる。大政奉還が慶応三年(一八六七)だから、幕末も...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第2巻 袖返し」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第二弾。今回はかつて源九郎が捕まえた女掏摸のお吟と再会するところから事件始まる。お吟は「袖返しのお吟」と呼ばれた凄腕の女掏摸だったが、源九郎に捕まり、見逃してもらって以来掏摸の道を洗っていた。だが、誰かと間違われ...
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鳥羽亮の「はぐれ長屋の用心棒 第1巻 華町源九郎 江戸暦」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第一弾。天保年間が舞台のようだが、明確な年は分からない。また、基本的に一話完結なので、このシリーズはどこから読んでもかまわない。主人公は華町源九郎、五十五歳。隠居の身で、鏡新明智流の遣い手。鏡新明智流は桃井八郎が...
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風野真知雄の「大江戸定年組 第6巻 善鬼の面」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント前作で殺されたと思った鮫蔵が何とか生きていた。だが、心に深い傷を負ってしまい、再起には時間がかかりそうだ。その鮫蔵の過去が本作で語られる。鮫蔵はかつて神谷久馬といった。八王子の山同心の家柄だ。鮫蔵はまだ見習いの時、山同心...
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風野真知雄「大江戸定年組 第5巻 金狐の首」の感想とあらすじは?

夏木権之助の足取りもしっかりとしてきています。七福仁左衛門も五十六になってできた息子が可愛くて仕方がないようです。あとは、家を出てしまった藤村慎三郎の妻・加代と仁左衛門の倅・鯉右衛門の女房・おちさが戻ってくれば平和になります。しかし、シリー...
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風野真知雄の「大江戸定年組 第4巻 下郎の月」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント大江戸定年組の三人。夏木は「わし」、仁左衛門は「あっし」、藤村は「おいら」と話す。言われてみれば、そうだった。細かいところにも気を遣っている。前作で七福堂を潰してしまった仁左衛門の息子・鯉右衛門。仁左衛門の気持ちもどん底...
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