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11世紀から15世紀

作家あ行

井上祐美子の「臨安水滸伝」を読んだ感想とあらすじ

南宋の臨安を舞台に、岳飛将軍亡き後、その隠し財産を巡って繰り広げられる権力闘争とそれに巻き込まれる夏家の風生と資生たちの話。タイプの違う夏家の面々のキャラクター勝負という感じであろうか。また、武侠小説という側面もある。
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堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第4巻 天尽地果」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 第四巻の題名は「天尽地果」。つまり、「天尽き地果てるまで」です。チンギス・ハンの晩年二十年間を描いています。史上最大の帝国を築いていく場面です。 大帝国を築く過程でチンギス・ハンが最初に攻撃をし、最後に征服したのが西夏...
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堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第3巻 勝つ仕組み」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 第三巻はチンギス・ハンが漠北を統一するまでの十年足らずを描いています。その期間、チンギス・ハンの前に立ちはだかったのは盟友ジャムカでした。 二人の戦いは単なる個人的感情や氏族の立場によって生じたものではありません。目指...
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堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第2巻 変化の胎動」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント ウランバートルに造られたチンギス・ハンの像は座像だそうです。モンゴル人のイメージとしては馬上の征服者ではなく、「着座の帝王」なのです。 その代わり、両脇には騎馬像があります。ボオルチュとムカリの二人です。チンギス・ハン...
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堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第1巻 絶対現在」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント チンギス・ハンを主題とした書物が多い中、堺屋太一氏はあえて選んだ理由を述べています。 平成になったころと同じくして、チンギス・ハンの歴史研究が飛躍的に進み、新たなチンギス・ハン像が描かれるようになったのが理由のひとつだ...
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ノア・ゴードンの「千年医師物語Ⅰ: ペルシアの彼方へ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント この物語は、「千年医師物語」とあるように、千年に及ぶ"コール一族"の医者としての大河ドラマである。 大きく三部構成になっており、本作は、その第一部というべき作品で、初代"ロブ・J"を主人公としている。 "コール一族"に...
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佐藤賢一の「オクシタニア」を読んだ感想とあらすじ

カタリ派の持つ思想がどのようなものだったかは正確に知るすべはないそうである。というのも、カタリ派自体が消滅してしまっており、カタリ派自身による資料がないためである。
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エリス・ピーターズの「修道士カドフェル番外編 修道士カドフェルの出現」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 本書でカドフェルものは最後である。 前作で、シリーズは終了している。 本作は、シリーズとは別の短編集であり、題名にあるように、カドフェルが修道士になったいきさつを描いた「ウッドストックへの道」などが納められている。 本...
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エリス・ピーターズの「修道士カドフェル第20巻 背教者カドフェル」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 長編最終巻。 カドフェル・シリーズとして完結したわけではない。 作者の逝去にともなうシリーズの終了である。作者は次作の構想も練っていたようで、とても残念である。 ある意味未完のシリーズなのだが、奇しくも本書はシリーズの...
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エリス・ピーターズの「修道士カドフェル第19巻 聖なる泥棒」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

覚書/感想/コメント 1144年8月酷暑の夏だった。エセックス伯ジェフロワ・ド・マンデヴィルは暑さのために兜を脱ぎ、鎖帷子も脱ぎ捨てていた。 だが、これが仇となる。彼の頭に弓があたり、傷はたいしたことはなかったものの、感染症にかかりついに帰...
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エリス・ピーターズの「修道士カドフェル第18巻 デーン人の夏」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント スティーブン王と女帝モードの王位を争う情況は解決の兆しがない。 スティーブン王は南部一帯と東部の大半を支配し、女帝モードは南西部に身を落ち着かせている。この所は静けさを取り戻している。 さて、今回の重要な登場人物として...
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エリス・ピーターズの「修道士カドフェル第17巻 陶工の畑」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

覚書/感想/コメント 今回の事件は二転三転する。当初死体の女と目された女は証言により死体であることが否定され、次に目された女も同様に否定された。 では、一体死体は誰なのか?そして、なぜ正式な葬儀をされないで埋められたのか?やはり、これは殺し...
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佐藤賢一の「ジャンヌ・ダルクまたはロメ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「ジャンヌ・ダルクまたはロメ」「戦争契約書」「ルーアン」が英仏百年戦争の時期の話であり、「ジャンヌ・ダルクまたはロメ」「ルーアン」はジャンヌ・ダルクにまつわる話である。 「エッセ・エス」はスペインのカスティーリャ国とア...
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井上靖の「風濤」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 二度にわたる元寇を元の側から、特に高麗を舞台として描かれています。 元寇の行われる前の高麗は、蒙古軍により国土が壊滅的な打撃を受けており、蒙古からの要求をいかにして反らそうかという高麗政府の苦心が伺えます。 高麗政府は...
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井上靖の「蒼き狼」を読んだ感想とあらすじ

小説の読みどころの一つは、鉄木真が自身の出生の秘密に悩み、それを自身が蒼き狼たることを証明することによって払拭しようとする点であり、そして同じ様な悩みを抱えているはずの長子・ジュチに対しても同様に狼たらんことを求める点であると思う。
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井上靖の「敦煌」を読んだ感想とあらすじ(映画の原作)

敦煌が脚光を浴びるのは、20世紀になってからである。特に注目を浴びたのは、敦煌の石窟から発見された仏典である。全部で4万点。

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エリス・ピーターズの「修道士カドフェル第16巻 異端の徒弟」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント スティーブン王と女帝モードの争いは膠着状態のようである。 状況を打開するために、様々な人物の所に説得・恭順の使者が飛び交っている。 その中の一人がシュルーズベリに立ち寄ることになった。この人物こそが、この物語をややこし...
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エリス・ピーターズの「修道士カドフェル第15巻 ハルイン修道士の告白」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント スティーブン王と女帝モードの争いは元の状態に戻ってしまった。 オックスフォードでスティーブン王は女帝モードを包囲しており、この結果この争いに終止符が打たれるはずだった。 だが、女帝モードがこの包囲網を抜け出したのだ。全...
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エリス・ピーターズの「修道士カドフェル第14巻 アイトン・フォレストの隠者」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント スティーブン王は女帝モードをオックスフォードで包囲をしていた。だが、決定打は打てないでいるようである。 今回の作品は、このスティーブン王と女帝モードの戦いの影響が、知らずにシュルーズベリにもやってきていたことを知らしめ...
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エリス・ピーターズの「修道士カドフェル第13巻 代価はバラ一輪」を読んだ感想とあらすじ

スティーブン王は囚われの身から解放されたが、病に倒れてしまった。病は重く、噂はイングランド中を駆けめぐったが、何とか持ち直した。
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