
平城京とは
710年、元明天皇によって都が藤原京から平城京へ移されました。
784年に長岡京へ遷都されるまで、約75年間、政治・文化の中心として機能しました。
その後、794年に平安京へ遷都されます。
唐の長安を参考にした計画的な都で、広大な範囲に道路や役所、寺院、住宅などが整備されました。
中心北端に置かれたのが平城宮です。
東西約1.3km、南北約1km、約120haに及び、天皇の住まいである内裏、政治・儀式の場である大極殿や朝堂院、各種の役所、庭園などが存在していました。
遷都後、平城宮は次第に田畑へと姿を変えましたが、近代になり保存運動と発掘調査が進展します。

田家康「気候で読む日本史」の感想と要約は?
本のタイトル通り、気候の変動が歴史にどのような影響を与えたのかを教えてくれる一冊です。重要なのは太陽活動の強弱や火山噴火活動などでした。太陽活動の強弱と火山噴火は別の自然現象ですが、地球規模で気温の温暖化・寒冷化をもたらす大きな要因でした。…
1952年に特別史跡に指定され、1998年には「古都奈良の文化財」の構成資産として世界遺産に登録されています。
1300年前の都

平城宮跡では、発掘調査で明らかになった地下の遺構と、研究成果に基づく復原建物を組み合わせて、奈良時代の宮を体感できます。
1950年代から本格的な発掘調査が進められ、現在も調査・研究が続いています。
柱跡や基壇、井戸、道路跡などの地下遺構が良好に残されています。
見どころ
朱雀門
平城宮の正門。朱雀大路の北端に位置し、外国使節の送迎や正月の儀式などにも使われました。
第一次大極殿
平城宮を象徴する巨大な建物。国家的な儀式や政治の中心となった場所で、2010年に復原されました。
大極門(第一次大極殿院南門)
第一次大極殿院の南側に位置する門で、2022年に復原が完成しました。
東院庭園
宴会や儀式などに利用された庭園を復原したもの。
