大谷寺(大谷観音)大谷磨崖仏[国の特別史跡]と大谷平和観音の参詣記-歴史と見どころ紹介(栃木県宇都宮市)

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大谷寺と大谷平和観音を見るには、車の方がおススメです。車ですと、東北自動車道宇都宮ICから国道293号経由8km10分です。

公共交通機関ですと、JR宇都宮駅西口から関東バス大谷立岩行きで30分(JR宇都宮駅西口6番線)です。バス停は大谷観音前で下車し徒歩3分です。

宿泊旅行なら旅行サイトを利用するのが良いと思います。下記をご参考になさってください。
大谷寺 | 日本最古の石仏「大谷観音」と高さ27メートルの「平和観音」

大谷寺(おおやじ)

栃木県宇都宮市にある天台宗の寺院。山号は天開山。院号は千手院。

本尊は千手観音。

坂東三十三箇所第19番札所。

国の特別史跡及び重要文化財に指定されている「大谷磨崖仏」の所有者です。

「大谷磨崖仏」とは大谷寺の本尊である石造千手観音菩薩立像など、大谷石の壁面に掘られた石心塑像群です。

想像したいたよりも大きいので驚きました。一見の価値のあるものです。

写真撮影が禁じられています。

日本のシルクロードと呼ばれる千手観音像

大谷寺本尊千手観音(高さ4m)は、平安時代(810年)弘法大師の作と伝えられています。古くから大谷観音と称され、鎌倉時代に坂東19番の霊場となり、多くの人々から尊崇されてきました。最初は、岩の面に直接彫刻した表面に赤い朱を塗り、粘土で細かな化粧を施し、更に漆を塗り、一番表には金箔が押され金色に輝いていました。最新の研究では、バ―ミヤン石仏との共通点が見られることから、実際はアフガニスタンの僧侶が彫刻した、日本のシルクロ―ドと考えられています。

千手観音には、千の手と、千の目が有ります。手のひらにも目があり、いつも私達を見守っています。そして、たくさんの手で宇宙にある全ての人々、生き物を救ってくださる有り難い観音様です。お参りの際は、その大きな心を想い、世界の平和と人々の幸せを願い、合わせて感謝の気持ちで合掌しお参りください。

https://www.ooyaji.jp/

住所 栃木県宇都宮市大谷町1198
料金 拝観300円
時間 8時30分~17時(10~3月は9時~16時30分)
休み 1~3月の第2・4木曜

地獄谷と呼ばれる自然の要塞

その昔、この辺り一帯は大小の岩が、まるで屏風のようになっていて、その中は広く平らに広がり、大谷と呼ばれていました。岩下からは水が湧き出して川となり、自然が作った城のようでした。この中には毒蛇が住んでいて、時々毒水を流し出し、鳥獣虫魚がこれに触れると、たちまち死んでしまったため、ここを地獄谷と呼んでいました。人間がこの水に触れると病気になり、最悪の場合は死に至り、五穀は枯れ、草木もしぼみ、人々は苦しみ、この地を捨てようとしていました。
時に大同、弘仁(810年)の頃、弘法大師が東国巡錫の折この話を聞き、里人のうれいを除こうと毒蛇の谷に入って行きました。人々はこれを聞いて喜びました。十余日の後、谷から大師が出てきて、毒蛇を退治したと告げて立ち去って行きました。
人々が谷の奥に入り中の様子を見ると、高い岩山に光り輝く千手観音が彫ってありました。観音の光明は山谷を一面金色に変えました。人々は弘法大師の不思議な力に感謝し、大師の偉業を貴み観世音に帰依して仏教を信仰する者が増えました。これが大谷寺の始まりです。
今、池の中央に弁財天が祀られています。かの毒蛇が心を入れ替えて白蛇となり、お仕えしています。参拝後には、白蛇の頭にも軽くふれてください。

https://www.ooyaji.jp/

弁財天とその他の風景

大谷寺内にある弁財天と境内の風景。

本堂左手奥にある大きな池があり、中の島に弁財天を祀っています。

神使のオブジェ風白蛇があります。

下野七福神の弁財天です。

赤いお堂は弁天堂で、中に弁財天が祀られています。弁財天は七福神の中の紅一点で、開運・財運の神様です。

そのとなりの白へびには、伝説が残されています。昔、この池に毒蛇が住んでおり、毒をまき人々を困らせていました。

時に大同、弘仁の頃、弘法大師がこの話を聞き、秘法をもって退治したといいます。その後、毒蛇は心を入れ替えて白へびになり、弁財天にお仕えしています。

参拝後に、白へびの頭を軽くさすると、ご利益があると云われています。

大谷寺 案内板

地図

大谷平和観音と大谷公園

大谷寺から歩いてすぐのところに大谷平和観音があります。

公園には、観音像以外にも採石場跡やスルス岩・天狗の投石・親子がえると呼ばれる奇岩などが多数ああります。

地図

所在 大谷公園
住所 栃木県宇都宮市大谷町1198

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