那須塩原市の塩原温泉にある源三窟。
断崖絶壁の上にある洞窟。
塩原八幡宮といい、なぜか源氏ゆかりの史跡があるのが塩原温泉です。
源三窟の歴史
壇ノ浦の戦いの後、源頼朝軍に源義経の一党として追われた「源有綱」が身をひそめたとされる洞窟。
大和国（奈良県）から塩原温泉に逃げてきたとされます。
塩原をさまよっていたところ、地元城主だった塩原八郎家忠に捕えられました。
源義経一党とわかると、洞窟内で落人の生活に入ったとのことです。
洞窟内に流れる滝水で米をといだところ、とぎ汁が洞窟の外へ流れ出て、頼朝軍に発見されてしまい、無念の最期を遂げたと伝えられています。
「源三窟」の名前は、平清盛に従い三位まで出世した祖父源三位頼政に由来しています。
塩原歴史探検 史跡鍾乳洞 源三窟 | 源三窟 げんざんくつ 塩原温泉の鍾乳洞
源三窟 げんざんくつ 塩原温泉の鍾乳洞
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源三窟の見どころ
源三窟は中に入って見学することができます。
米洗いの滝です。
源有綱の運命を決したと今に伝えられるこの滝は、大雨時には水量も増え、洞内所々に水滴が落下し、かつて見学者が白衣を借衣したという昔がしのばれます。
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