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水野忠邦

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早見俊の「闇御庭番 第1巻 江戸城御駕籠台」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 将軍直属の闇の御庭番 時代小説の笑い声に「これ」といった約束事があるわけではないが、「ほーっほほほ」という笑い声は、女性か公家のものというイメージがある。忍びである公儀御庭番の口から発せられると、どうも調子が狂う。いや...
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佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第12巻 鵺女狩り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第十二弾 舞台は伊豆のお遍路。立ちはだかるのは妖怪の鵺(ぬえ)。ちなみに題名は「ぬえめがり」である。 鵺というのは、顔は猿、胴体は狸、手足は虎、尻尾は蛇でトラツグミのような声で鳴くという伝説の妖怪である。鳴き声...
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佐藤雅美の「江戸繁昌記 寺門静軒無聊伝」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 寺門静軒は江戸時代の儒学者。江戸後期に生まれる。江戸駿河台に克己塾を開き、著書の「江戸繁昌記」がベストセラーとなるものの、風俗を乱すものとして水野忠邦による天保の改革によって、江戸追放となり、各地を流転する。これを審議...
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佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第9巻 奸臣狩り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第九弾 大きき二つの物語がある中編連作といった趣。 ちょっとした転換期といった感じでもある。 最初は、草津に湯治に出かけた影二郎一行が、国定忠治捕縛に関連した八州廻りの動きに巻き込まれるというもの。 ここでは、...
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佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第8巻 鉄砲狩り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第八弾 新たに老中となる信濃藩主の真田信濃守幸貫。この真田信濃守幸貫であるが、幕末の名君の一人で、松平定信の次男である。 この人物の登場は、二年後に失脚する水野忠邦を見据えてのことか。 この水野の失脚の時に、妖...
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佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第7巻 五家狩り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第七弾 短編が二つに、中編が一つといった構成。 最初の短編は、後の桃井道場四代目・桃井春蔵直正となる田中甚助豊秋を登場させるための物語となっている。この田中甚助豊秋と影二郎が今後の物語の中で、絡んでいくことにな...
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佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第6巻 下忍狩り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第六弾 前作では結果的に水野忠邦のふぐりを握った影二郎だが、これがこのシリーズにおいてどう影響するのか... それはさておき、唐津から戻ってきて、休む暇もなく、今度は東北へ。それも下北半島の恐山に行くことになる...
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佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第5巻 百鬼狩り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第五弾 今回は影二郎が水野忠邦から直々の指図を受ける。二十三年前に忠邦が犯した禍根を断ち切れというのだ。折しも、水野忠邦は老中筆頭になれるかどうかの場面。ここで醜聞をさらけ出して、せっかくの機会を不意にするわけ...
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佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第4巻 妖怪狩り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第四弾 天保の改革を進める水野忠邦。この水野忠邦の三羽烏といわれる書物奉行渋川六蔵、金座の後藤三右衛門、目付の鳥居耀蔵の三人。 今回、影二郎が「狩る」のは、この三羽烏の中でも妖怪の異名を取った鳥居耀蔵。 この鳥...
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藤沢周平「よろずや平四郎活人剣」の感想とあらすじは?

神名平四郎が生活のために始めた仲裁屋。商売繁盛というわけにはいかないが、それなりに人が仲裁を頼みに来る。大名家の江戸留守居役、大店の商人や裏店の人間まで様々である。
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藤沢周平の「義民が駆ける」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

天保一揆、天保義民という風にいわれる荘内領民の藩主国替え阻止騒ぎを題材にした歴史小説。面白いのは集団としての百姓に主人公格を与えられていることである。それに対するのは、幕府の権力を握る老中・水野忠邦。そして、間に挟まれる形での荘内藩である。
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