八州廻り桑山十兵衛

覚書/感想/コメント 今回も色々な騒動が巻き起こり大変な桑山十兵衛であるが、もっともこたえるのは、新婚早々の登勢が実家に戻ってしまったことである。一体なぜ？ 最近では「桑山に過ぎたるもの二つあり、大業物に上総の女房」と...

覚書/感想/コメント 連作短編。 東奔西走とはこのことか。よくもまぁ、ここまで各地を廻村するものだと感心してしまう。が、忙しすぎて、読んでいて少し気疲れしてしまう。 今回は、桑山十兵衛にも恋の話が巡ってきて、これ...

覚書/感想/コメント 本作も連作短編。いつものように最後まで柱となる話がある。一つは組合村の問題。悪党者を江戸に送るためには小さな村単位では費用がかさみすぎる。この問題を解決するために組合村という構想を十兵衛は組頭の真田九右...

覚書/感想/コメント 今回は木崎と忍を舞台にした連作短編。 木崎では伊勢崎屋源兵衛とそめを巡る話が始まり、本書の最後まで続く。また、忍では初枝と十兵衛を巡る話が始まり、本書の最後まで続く。 さらには、幕末・北辰一...

覚書/感想/コメント 連作短編となっている、それぞれに独立した話になっているが、それとは別に桑山十兵衛の娘八重を巡る話が続いている。 八州廻りは正月以外は江戸を離れていることが多いため、十月以外の月に生まれる子は、本人...