
沢木耕太郎の「深夜特急 第6巻(イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、イギリス)」を読んだ感想とあらすじ
覚書/感想/コメントイタリアにいる時に沢木耕太郎が見た映画の場面は笑いを誘います。さっぱりストーリーが分からなく、沢木耕太郎は「昔の仲間に脅かされて金の工面をしようとする哀れな中年男の物語」と思って映画を観ます。しかし、「戦争で精神的に深い...
本書は現在最も影響力ある旅行・紀行書の一つであると思う。沢木耕太郎独特の乾いた文章で綴られる本書は、余計な感情の記述がなく、淡々と語られているにもかかわらず、その土地の空気、湿気や臭いというものを感じさせてくれる。