徳川家斉

3) かなり面白い

安藤優一郎の「大江戸お寺繁昌記」を読んだ感想

覚書/感想/コメント 江戸の町は70%が武家町で、15%が寺社町、15%が町人町だった。武家町は江戸城を囲むようにして展開し、町人町は東側に位置した。寺院と神社を比べると寺院の勢力が強く、大半は寺院の境内地だった。 今...
3) かなり面白い

坂岡真の「うぽっぽ同心十手綴り 第1巻」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第一巻。 物語は文化元年に始まる。『徳川家斉の将軍在位十八年目、天明の飢饉以降、関八州では治安悪化が重大な懸念事となり、幕閣のあいだでは八州廻りの設置が検討されはじめたころだ』 本書...
4) 面白い

佐伯泰英の「酔いどれ小籐次留書 第11巻 偽小籐次」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第十一弾。 題名のとおり「偽」小籐次が現われる。その目的は一体何なのか?そして、偽小籐次の正体とは? この偽小籐次事件には御鑓拝借騒動の一件が絡んでくる。未だに御鑓拝借騒動が小籐次の...
4) 面白い

米村圭伍の「真田手毬唄」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「影法師夢幻」改題。 豊臣秀頼は大坂夏の陣で死んでいなかった! という設定で、百七十年を経た江戸時代に七代目秀頼が蘇る。 終盤になり米村圭伍作品ではお馴染みの倉地政之助が登場する。また...
4) 面白い

高橋義夫の「御隠居忍法 第1巻」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 主人公は鹿間狸斎。狸斎は号で、名は理助。狸斎は四十の声を聞いたとたんに養子の忍に家督を譲り隠居した。 御広敷伊賀者、いわゆる御庭番の家柄。伊賀時代には服部半蔵と同格の家格であり、漢の服部と呼ばれる...
4) 面白い

風野真知雄の「大江戸定年組 第7巻 神奧の山」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 初秋亭の扁額を掲げて一年半以上。鮫蔵が刺されてから五ヶ月以上。いよいよ謎の宗教集団「げむげむ」を巡る物語のクライマックスである。 一方で、女房たちの商売は商売人の仁左衛門も呆れるくらいに上手くいっ...
4) 面白い

佐伯泰英の「酔いどれ小籐次留書 第10巻 薫風鯉幟」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第十弾。 前作の水戸行きから戻ってきたばかりの赤目小籐次。二十日ばかり留守にしていたので、方々で庖丁研ぎの仕事がたまっている。 文政二年(一八一九)仲夏のことである。 今回はう...
4) 面白い

佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第13巻 忠治狩り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第十三弾。前回から数ヶ月後。 国定忠治の子分は一人一人捕まり、とうとう忠治は一人で逃げ回る羽目になっている。しだいに追いつめられる忠治から、夏目影二郎に助けを求める遣いがやってくる。見慣れ...
4) 面白い

佐藤雅美の「八州廻り桑山十兵衛 第5巻 花輪茂十郎の特技」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 今回も色々な騒動が巻き起こり大変な桑山十兵衛であるが、もっともこたえるのは、新婚早々の登勢が実家に戻ってしまったことである。一体なぜ? 最近では「桑山に過ぎたるもの二つあり、大業物に上総の女房」と...
4) 面白い

深沢秋男の「旗本夫人が見た江戸のたそがれ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 幕末の江戸城に近い九段坂下に井関隆子という旗本夫人がいた。彼女の存在を後世に伝える事になったのは、五年間にわたる膨大な日記である。 日記は天保の改革が行われた天保十一年(一八四〇)一月一日から十五...
作家は行

平岩弓枝の「魚の棲む城」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 「うおのすむしろ」と読む。田沼意次の生涯を描いた作品で、その人生を幼馴染みのお北、坂倉屋龍介らが支える。 また、この作品は三人の青春群像といっても良いかもしれない。それはきっと、だんだんと年を取っ...
3) かなり面白い

風野真知雄の「大江戸定年組 第6巻 善鬼の面」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント 前作で殺されたと思った鮫蔵が何とか生きていた。だが、心に深い傷を負ってしまい、再起には時間がかかりそうだ。その鮫蔵の過去が本作で語られる。 鮫蔵はかつて神谷久馬といった。八王子の山同心の家柄だ。 ...
作家さ行

鈴木英治の「手習重兵衛 第6巻 天狗変」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ最終巻。第一巻から始まったこのシリーズも本巻で完結する。そして、第一巻から始まった信州高島諏訪家三万石で起きている事件の全貌がわかる。 このシリーズのおさらいをしてみよう。 そもそも...
4) 面白い

鈴木英治の「手習重兵衛 第5巻 道中霧」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第五弾。白金村に居着く決意をした興津重兵衛。家督放棄のために故郷の諏訪へと向かう事にした。 今回の道中にはもう一つ目的がある。取り逃がして以来、なかなか姿を現さない遠藤恒之助をおびき出すこ...
3) かなり面白い

鈴木英治の「手習重兵衛 第4巻 刃舞」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第四弾。晴れて無実の身となった重兵衛。 だが、そのために友の松山市之進が死に、弟の俊次郎が死に、朋輩の山田平之丞も死んだ。さらには国許で斎藤源右衛門も死んでいる。そのいずれにも遠藤恒之助が...
3) かなり面白い

鈴木英治の「手習重兵衛 第3巻 暁闇」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第三弾。このシリーズはだんだんと面白くなっていく。そして、本作で多くの事がわかってくる。 まずは、第一作目で重兵衛が国から追われるようにして逃げなければならなかった事件の真相がついに明かさ...
4) 面白い

鈴木英治の「手習重兵衛 第2巻 梵鐘」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第二弾。本作は短編形式で、前作に登場した重要な脇役達を掘り下げ、それぞれを紹介している感じである。 前作で謎となっている部分はなんの進展もしないので、謎は謎のまま次作以降へと持ち越される。...
作家さ行

鈴木英治の「手習重兵衛 第1巻 闇討ち斬」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第一弾。この「手習重兵衛」シリーズは全六巻である。一話完結というわけではないので、最初から順番に読むことをオススメする。 最初ということもあって、判明する情報が少ない。 主人公は興津...
4) 面白い

佐伯泰英の「酔いどれ小籐次留書 第9巻 春雷道中」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント シリーズ第九弾。前作の予想通り水戸へと行くことになった小籐次。小僧の国三やら、手代の浩介と久慈屋の娘・おやえも一緒であり、主の昌右衛門も一緒である。これに駿太郎も加わった六人の旅。 前作の魑魅魍魎...
2) 超面白い

風野真知雄の「大江戸定年組 第5巻 金狐の首」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

覚書/感想/コメント 夏木権之助の足取りもしっかりとしてきている。七福仁左衛門も五十六になってできた息子が可愛くて仕方がないらしい。あとは、家を出てしまった藤村慎三郎の妻・加代と仁左衛門の倅・鯉右衛門の女房・おちさが戻ってく...
Lounge Cafeをフォローする
タイトルとURLをコピーしました